飼料用水稲品種「クサノホシ」の倒伏を抑制する稲体窒素吸収量の目安
要約 飼料用水稲品種「クサノホシ」を乾田直播で栽培する場合、黄熟期または成熟期の稲体窒素吸収量を18∼19gN/m2とすることで、黄熟期の倒伏程度は収穫作業や品質に支障が出ない2に抑制され、全乾物重(稈基部か...
基盤整備した汎用田の透排水性と先端的技術導入による多収栽培の実証
要約 大区画に基盤整備した汎用田では透排水性が改善され、サブソイラなどの営農的排水対策も透排水性向上に効果的である。また、大豆の狭畦密植栽培、秋まき小麦の大豆間作栽培、春まき小麦の初冬まき栽培など先...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
要約 プランターを用いた少量土壌培地耕でカーネーションを採花始めから4月まで短茎で収穫する場合、施肥量を減らしたEC0.5dS/m養液でも24cm幅プランターでは高い収量を得られる。この栽培方法は隔離ベンチを持...
高糖度で特徴的な食感の、中晩生カンキツ新品種「せとみ」の特性応じた台木の選択
要約 中晩生カンキツ新品種「せとみ」は高糖度で独特な食感を持ち、水田転換園においても安定した品質が得られる。 キーワード 交雑育種、中晩生カンキツ、糖度、予措貯蔵 背景・ねらい 近年、消費者嗜好の変化か...
豆腐加工適性が良好で倒伏に強い大豆新品種「ことゆたか」(旧系統名「九州136号」)
要約 「ことゆたか」は温暖地向けに育成された豆腐用黄大豆であり、タマホマレよりも豆腐加工適性が高い。また、耐倒伏性に強く、青立ちもほとんどない。 キーワード ダイズ、豆腐加工適性、耐倒伏性、落葉 背景...
要約 熊本県内の飼料イネ栽培が盛んな2地域において、いもち病真性抵抗性遺伝子Pik-mを保有する「ニシアオバ」に発生したいもち病菌はすべてレース037.1と判別されたが、個体群構造には大きな差異があり遺伝的背...
要約 代かきローター(なたづめ)を用いた播種機で高さ10cm程度の小さな畦を立てて大豆を栽培することにより、水田での梅雨期の湿害が回避でき、初期生育が旺盛となり収量が安定する。 キーワード ダイズ、湿害...
要約 畦表面硬化法は、降雨後の排水が迅速で、出芽率は安定して高い。生育量の多くなる播種期早進化での安定生産を図るには、播種深度を5~8cmとし、播種密度を8.9~13.3株/m2(1株2本立て)にするとことが効果的で...
親株の環境制御による高温期における無側枝性ギク摘心後萌芽の改善
要約 無側枝性ギクの親株に対して、台刈りから採穂までの時期に、遮光・散水および送風など葉温を低下させる処理を行うと、高温期の摘心栽培における萌芽率を改善できる。この効果は腋芽形成率の低下する下限温度...
要約 イネやソルガム(夏作)、エンバク(冬作)の中にはカドミウムの吸収量が多い品種がある。植物の吸収、持ち出しにより土壌中カドミウムを減少させるためには、適切な品種を組み合わせた「イネまたはソルガム...
トマト「越のルビー」の少量培地栽培における灌水施肥と培地の温度管理
要約 ミディトマト「越のルビー」の少量培地栽培はプラスチック製樋型ドレンベッドを用い赤外線フィルムとアルミ蒸着フィルムで2重に被覆する。一株2本整枝栽培(主枝第6花房上摘心)の一株当たり吸水量は1日当...
作業競合を回避して実収量を高めるための飼料イネ生産体系の要点
要約 収穫時に「コシヒカリ」との作業競合がなく、1t/10a以上の乾物実収量を得たのは、直播栽培では「夢あおば」を用いて穂数が400本/m2程度の時である。6月中旬の移植では、「クサユタカ」を用いた時であるが、...
土壌診断結果を活用した化学肥料の適正使用支援のための情報システム
要約 生産圃場の土壌診断結果や施肥履歴を保存し、栽培指針等の基準と土壌診断結果の分析値を比較し分析値の適正判定をおこなう。また、肥料の登録番号または肥料名、施肥量、圃場面積から主要肥料成分総投入量を...
要約 慣行の1.5倍の裁植密度でアーチパイプに誘引した場合に、アスパラガス露地長期どり栽培の収量と所得を慣行栽培に比べると、定植2年目では108%の収量で48千円/10aの所得増、定植2年目では121%の収量で163千円...
要約 集落型農業法人が経営体として自立し発展していくためには、水稲・畑作物以外の高収益部門を導入・定着させ、専従者の所得確保を図る必要がある。また、必要な事業規模確保のためには集落の枠を越えた経営展...
要約 「豊福早生」に根域通気を導入すると、未結果樹では細根量や根の総伸長量は対照区に比べ多い傾向である。また、根域通気とシートマルチ処理を併用することによって、累計収量は多く、屈折計示度、果皮着色は...
要約 パプリカの早熟栽培において「フィエスタ」の台木としては「スケットC」、「伏見甘長」および「スケットK」がよい。「スペシャル」の台木は「伏見甘長」がよい。 キーワード パプリカ、早熟栽培、台木、「フ...
要約 全国の冬期湛水の実態を体系的に整理した。冬期湛水は、抑草効果や労力の軽減など営農上の利点にとどまらず、冬鳥や水田生物の保全など幅広い多面的機能の発揮をねらいとしており、用水の確保や作業効率の悪...
要約 短葉性ネギは、平植え栽培が可能である。育苗はセル育苗とし、1穴当たりの播種粒数を1粒に、定植は2条にすることで、生育が促進され揃いが向上する。また、土寄せは2回でよく、1回目は定植後20日頃、2回目は...