合成性フェロモンを利用したアカヒゲホソミドリカスミカメの被害予測技術
要約 水田内に設置した合成性フェロモン剤を誘引源としたトラップの出穂後5日間のアカヒゲホソミドリカスミカメ誘殺雄数から、その水田の斑点米被害発生確率を予測し、防除要否、回数を判断する技術である。 キー...
飼料イネ2回刈り乾田直播栽培における「ルリアオバ」を活用した雑草防除法
要約 飼料イネ2回刈り乾田直播栽培では、雑草抑圧力の強い「ルリアオバ」を作付けし、イネ出芽前に非選択性除草剤、入水前に茎葉処理型除草剤を処理する除草体系を基本とし、雑草が多発する水田では、入水後に再...
飼料トウモロコシ圃場でのフタテンチビヨコバイとヒメトビウンカの発生消長調査法
要約 飼料トウモロコシ圃場の地上40cmの位置に黄色粘着トラップを設置すると、フタテンチビヨコバイとヒメトビウンカを捕獲できる。本手法は既存の手法よりも捕獲効率が高く、これら害虫の発生消長調査に活用でき...
水田で使用する農薬の河川における濃度変化を予測し地図上に表示するシミュレーションモデルの開発
要約 水田で使用する農薬の物理化学性や環境条件などの情報を用いて、河川水中の農薬濃度を精度良く予測し、地図上に濃度分布を表示するシミュレーションモデル(GIS結合型PADDY-Largeモデル)を開発しました。 ...
要約 水稲移植直後に物理的障壁として畦畔板(波板、平板)を水田内の畦畔際に設置することにより、イネミズゾウムシ越冬成虫の水田内部への侵入を抑制し、成虫寄生密度と食害度を低く抑えることが可能である。 ...
エンドファイトが植物体内で産生するN-フォルミルロリンが感染牧草の斑点米カメムシ抵抗性を向上させる
要約 Neotyphodium属のエンドファイトが感染した牧草から精製したN-フォルミルロリンをアカヒゲホソミドリカスミカメに経口投与すると、孵化幼虫では50ppm以上で、成虫では500ppmで生存率が低下する。また、N-フ...
斑点米カメムシ抵抗性牧草の育種に活用できるエンドファイト「Neotyphodium occultans」
要約 エンドファイトの一種Neotyphodium occultansが感染したイタリアンライグラスは、斑点米カメムシ抵抗性物質であるN-フォルミルロリンを蓄積し、摂食したアカヒゲホソミドリカスミカメの生存率を低下させる。...
ナシ「幸水」の萎縮病軽症樹に対する土壌改良による樹勢低下の軽減効果
要約 粘質な水田転換ナシ園において、主幹周囲へ土壌改良資材を混合する部分深耕は、土壌物理性の向上等により、100cm以上の枝発生や着果を促し、樹勢低下の軽減に有効である。混合する土壌改良資材は腐植酸資材...
要約 病原菌を特定できない原因不明のイチゴ芽枯れ症状の発症は、ポット育苗した苗を利用し、定植直後からビニール等で屋根を被覆して雨除けを行うことで軽減できる。 キーワード イチゴ、芽枯れ症状、ポット育苗...
要約 水田を歩きながら斑点米カメムシ類の虫数を調査する見取り法は、すくい取り法に比べてクモヘリカメムシの成虫、4~5齢幼虫およびミナミアオカメムシ成幼虫で抽出効率が高く、調査個体の持ち出しもない。 キ...
要約 雑草発生予測法、2回代かき法、温湯種子消毒法、病虫害発生モニタリング法、水面施用剤の導入により農薬成分の延べ使用回数5回(慣行栽培の25%)以内、総窒素施肥量の30%を有機質肥料で代替する栽培が可能...
関東・信越及び周辺地域の水田転換畑におけるダイズシストセンチュウ発生状況
要約 関東・信越及び周辺地域のダイズ栽培水田転換畑計78地点を調査した結果、千葉、岐阜以外の各県でダイズシストセンチュウの存在が確認でき、特に長野、新潟及び従来は発生が知られていなかった富山県での発...
基盤整備した汎用田の透排水性と先端的技術導入による多収栽培の実証
要約 大区画に基盤整備した汎用田では透排水性が改善され、サブソイラなどの営農的排水対策も透排水性向上に効果的である。また、大豆の狭畦密植栽培、秋まき小麦の大豆間作栽培、春まき小麦の初冬まき栽培など先...
関東・信越及び周辺地域の水田転換畑におけるダイズシストセンチュウ発生状況
要約 関東・信越及び周辺地域のダイズ栽培水田転換畑計78地点を調査した結果、千葉、岐阜以外の各県でダイズシストセンチュウの存在が確認でき、特に長野、新潟及び従来は発生が知られていなかった富山県での発生...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
要約 代かきローター(なたづめ)を用いた播種機で高さ10cm程度の小さな畦を立てて大豆を栽培することにより、水田での梅雨期の湿害が回避でき、初期生育が旺盛となり収量が安定する。 キーワード ダイズ、湿害...
要約 放棄された水田放牧草地はイネ科草種が繁茂し、それらを餌資源としてアカヒゲホソミドリカスミカメ等のカメムシ類が多発生する。 キーワード 水田放牧、水田、カメムシ類、虫害、イネ科牧草 背景・ねらい 水...
要約 アルファルファタコゾウムシ成虫は水田地帯周辺の樹林・山林内で越夏する。 キーワード レンゲ、アルファルファタコゾウムシ、越夏 背景・ねらい 本種は、1982年に侵入が確認されたレンゲの重要害虫である。...
水稲のいもち病とフタオビコヤガの防除要否判定のためのモニタリング法
要約 いもち病は幼形期 5 日後もしくは止葉始から 1 週間間隔で見歩き調査をし葉いもち病斑 がなければ出穂前の防除は不要である。フタオビコヤガは 6,7,8 月の各下旬に 10 株の被害株 率・葉率を調査し、被害株...
要約 水田放牧草地において、斑点米の原因となるカメムシ類など4目24種のイネとの共通害虫が認められるが、放牧草地周辺の水田における害虫の発生個体数は、放牧草地に近接していない水田と比較して、多くの分類...