要約 水稲の乾田土中早期湛水直播栽培は、省力効果が高いと同時に、その後の畑地化が促進される有利性をもつことから、田畑輪換による複合経営の強化を通して、地域の農業振興につながる技術体系である。 キーワ...
要約 いもち病罹病苗の移植(持ち込み)は移植時期の早晩に関わらず伝染源として重要である。持ち込みが伝染源である場合、箱施用剤の効果は高く、持ち込み阻止対策として有効であるが、プロベナゾール粒剤の水面...
種子シートを用いた田植機汎用利用による水稲湛水土中点播直播技術
要約 田植機の掻き取りピッチに合わせて列状に溝切りしたポリウレタンシートに種子を固定した種子シートをロール状に巻いて田植機に搭載し,植付爪等を変更することにより湛水直播専用機を購入することなく、田植...
要約 個別担い手経営の規模拡大のためには、集落営農を組織化し、土地利用調整を実施し農地を団地的に集積することが効果的である。そのためには、個別担い手経営以外の農家に対して、組織に参加することに伴う長...
晩期水利地帯水稲の不耕起乾田直播栽培での晩播によるノビエ防除効果の向上
要約 岐阜県平坦地の晩期水利地帯における不耕起乾田直播栽培は、播種期を5月15日頃まで遅らせることでノビエの発生を軽減できる。 キーワード 水稲、不耕起乾田直播栽培、播種時期、雑草防除、ノビエ 背景・ねら...
要約 パーライトを用いたトマトの育苗培地を開発した。本培地で栽培すると、培土量800mlでロックウールで育苗したときと同等以上の生育量が確保できる。本培地の形状は、直径16cm×高さ4cmの円柱状が最適である。 ...
要約 開発した片屋根型プラスチックハウスは、建設足場用資材を利用し軒高を高くし、換気窓の面積を多く確保できる。換気窓は防風網の固定張りで風雨対策が行え、遮光資材の外張りと組み合わせることで、高温期の...
要約 ペーパーポットを用いた茶苗木の育苗用土は、pH4.2~4.5の土を用いるとさし穂の活着および生育が優れる。定植時のポット底の土崩れは、ポット底部に5cm角形ロックウールを詰めることで防止できる。また、ピ...
要約 トマトのセル成型苗直接定植において、生分解性フィルムを定植ポットあるいは根域制御シートとして利用することで、初期の生育を制御して安定栽培が可能になる。 背景・ねらい 夏秋トマト栽培で、育苗の省力...
要約 マルチ被覆と地被植物植栽を組み合わせた大規模畦畔管理技術において、今後、定植後の除草が不要となる技術に改善する場合、定植資材費が5,652円/a未満の増加あるいは定植労働時間が1.9時間/a未満の増加であ...
要約 春どりキャベツの跡地では肥料の残存量が多いため、水稲の育苗箱内全量基肥施肥を用いたリン酸・加里無施用栽培が可能で、成熟期が2日程度早まる。また、被覆肥料の窒素は溶出が早いため、収量確保には水田...
要約 後作の肥料分を前作の基肥施用時に肥効調節型肥料で施肥したうねを連続利用する春ブロッコリーの機械移植不耕起栽培法を確立した。本法により、春作業の安定・省力化が図れ、慣行栽培並の収量が得られる。移...
要約 水稲根近傍土壌における被覆尿素の溶出は、非根圏土壌中よりも速い。これは、水稲の窒素吸収により肥料近傍に存在する土壌溶液のアンモニア態窒素濃度が低下し、肥料内外の濃度勾配が拡大するためである。 ...
要約 水稲単一経営の所得変化(平成7年対11年)を規模別でとらえると、5ha以上は30%の減少を、15ha以上では11%の減少率を示している。次いで、水田作複合経営における水稲作業受託の導入効果をモデル分析によ...
水稲品種「ヒノヒカリ」の代かき同時土中点播直播栽培における全量基肥施肥法
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」の代かき同時点播直播・全量基肥栽培においては、速効性窒素肥料と被覆尿素肥料(45日抑制100日溶出タイプ)の配合割合は3:7程度が良く、地力中庸水田では慣行に比べ1割減肥、高地力...
集落協業経営体における水稲湛水直播栽培導入の経済効果発揮のための条件
要約 集落協業経営体が水稲湛水直播栽培導入による経済効果を発揮するためには、収量水準の向上、販売単価の高い品種導入、集落外への経営規模を拡大する等の条件が必要となる。 背景・ねらい 湛水直播栽培(以...
シバザクラ植栽による畦畔植生省力管理技術の経営評価と技術改善点
要約 シバザクラ植栽による畦畔植生管理技術は、慣行の草刈管理費用と累積費用が同等になるには10年を要する。さらに費用低減を図るためには、作業時間ではマルチ設置・挿し芽・植付けを、資材費ではマルチについ...
トマト1段どり栽培における温度、光環境制御等による草型並びに開花特性の改善
要約 トマトの1段どり栽培において、育苗時に夜冷処理、-DIF処理、光質制御、長日処理などにより草型改善が図られるだけでなく、1段花房の花数の増加や、開花促進などに高い効果がみられる。 背景・ねらい トマ...
要約 水田作経営にロングマット苗移植技術を普及させるには、ロングマット苗生産コストは、水稲7ha規模の経営を対象とすれば9,000円/10a以下、14ha規模ならば15,000円以下の水準を目標に育苗施設を開発する必要が...
関東平坦地域における水稲ロングマット水耕苗の播種期別苗生育と省力施肥法
要約 簡易ハウスにおける水稲ロングマット水耕苗の播種時期別の生育特性を明らかにした。施肥は、各作期とも播種後5日目に施肥濃度を水道水EC0.3+2.5mS/cmに調整した養液の一発施用で、標準の毎日施肥と同等の苗...