葉いもち予防粒剤の育苗箱施用による河川への薬剤成分流出の低減化
要約 葉いもち予防粒剤の育苗箱施用は、本田期の水面施用に比べ田面水中への成分の溶出が少なく、河川への薬剤成分の流出は、地域の主な防除体系が本田施用から育苗箱施用へ移行することで検出されないレベルに低...
育苗床土混合機を用いた籾がら利用による大豆の簡易クリーニング技術
要約 育苗床土混合機を使用した、籾がら利用による大豆のクリーニングは、籾がら混合比7~10%で5分間のクリーニングにより、汚れ程度が低下し、検査等級が向上する。 背景・ねらい 水田転換圃場で見られる莢先熟...
要約 乾田直播を導入した経営では,春作業の大幅な省力化による労働ピークの平準化と,単位面積当たり移植対比で10%程度のコスト低減(物財費)を実現している。新たな転作対策下においても,大規模経営では転作比...
プロベナゾール顆粒水和剤の側条施用は田面水への成分溶出を抑制する
要約 葉いもち防除用プロベナゾール顆粒水和剤の側条施用は、土壌中に施用された成分が田面水中へ溶出するのを著しく抑制する。また、土壌中では生育期間内に検出限界値未満となる。 背景・ねらい 秋田県では、排...
要約 水稲作における施肥法別の窒素排出量と窒素排出抑制効果を明らかにした。その結果、窒素排出量は、分施で1.0~1.3kg/10aであるが、緩効性肥料を全層施肥または局所施肥した場合、分施に対し8~16%抑制される...
水田裏作ハクサイでの根こぶ病罹病性品種の菌密度に応じた防除対策
要約 水田裏作のハクサイ根こぶ病対策は、石灰窒素施用を基本に、菌密度が6×103 個/g土以下では育苗用土に炭酸カルシウム9%を添加した苗の利用が、6×104 ~6×105 個/g土は薬剤処理と石灰資材の局所施用をさらに追...
要約 生分解性フィルムで根域制限することにより、若苗定植したトマトの初期生育を抑制し、正常果率を高めることができる。トマトの根はフィルムの分解にともなって伸長するので、慣行の成苗定植に近い生育を示す...
要約 本システムは、暖地のレタス栽培における播種から移植に至る機械化作業体系とその利用指標からなる。本システムによる作業能率は17.7h/10aであり、慣行体系の44%に低減することができる。 背景・ねらい
要約 イネ苗立枯細菌病菌は、福井県内の広範囲の水田周辺に自生するイネ科雑草のチガヤ、ススキ、ヨシおよびエノコログサの4種から分離される。 背景・ねらい イネ苗立枯細菌病(Burkholderia plantarii)は発病...
要約 水稲「キヌヒカリ」の無代かき直播においては、播種前に耕耘を行い、乾土状態で酸素供給剤粉衣種子を散播する。播種後1日間湛水することで土塊が崩壊し、種子が覆土され、その後落水を8日間行うことで苗立が...
水田野菜作経営におけるキャベツ機械化一貫体系の導入条件と効果
要約 キャベツの機械化一貫体系を水田野菜作経営へ導入するための条件と経営的効果を明らかにした。線形計画法による試算によれば,機械化一貫体系を導入するとともに借地等により経営面積を拡大すれば高い経済効...
要約 個別及び組織経営体における自己所有機械による作業の費用を簡易に算出・試算し、市町村で定めている各作業(主要3作業等)の標準作業料金との比較ができる作業別費用算出システムを開発した。このシステムに...
肥沃度の低い水田では育苗箱全量施肥方式だけでは水稲栽培を継続できない
要約 肥沃度の低い水田で、リン酸、カリ、稲わら施用なしで水稲育苗箱全量施肥栽培を繊続すると、窒素供給量、交換性カリ量が低下し、取量も低下する。本栽培法を継続するにはこれらを施用することが必要となる。...
要約 イネ科雑草が自生するため池や小池の水には、発病に十分な濃度のイネ苗立枯細菌病菌が含まれている場合があるので、このような水は水稲の育苗には用いない。 背景・ねらい 中山間地域の水稲早植え地帯で...
被覆肥料(LPS100)を用いた窒素の水稲育苗箱全量施肥での育苗法
要約 水稲コシヒカリの稚苗移植体系における育苗箱全量施肥法においては、被覆肥料(LPS100)を床土と混和しても、床土と種籾の間に挟んだサンドイッチ状態としても良く、慣行の育苗管理を行うことにより丈が短く葉...
要約 水稲の再生紙マルチ直播シートを水田に展開する敷設機を開発した。本機は歩行用管理機に装着し、ゴムスポンジ付鎮圧ローラ、車輪・足跡消し装置等を装備しており、代かき後自然落水し表面水がほぼなくなった...
要約 M字型潤土直播栽培体系は、大区画水田を対象とした乗用管理機によるワンマンオペレータを前提とする機械化一貫栽培体系で、投下労働時間は73.5h/haと省力的であり、かつ収量の安定した栽培体系である。 背...
水稲品種「つくし早生」の湛水直播栽培における被覆尿素肥料による全量基肥施用法
要約 水稲品種「つくし早生」の湛水直播栽培において、被覆尿素肥料(シグモイド型100日、120日もしくはリニア型100日タイプ)の全量基肥施用法では、化成肥料を分施する場合に比べ、10%減肥しても分施並の収量が...
要約 7月上旬から晴天日のみ60~75%の遮光処理を行うことで、8月下旬には花芽分化し、11月中~下旬から収穫開始となる。また、花芽分化前30日に育苗中の最終追肥を行うと花芽分化の斉一化が図れ、収量も増加する...
要約 リゾクトニア菌に対する発病抑止土壌から、テンサイ根腐病を抑制するバーテシリウム菌やトリコデルマ菌が分離され、圃場でのふすま・バーミキュライト培養菌体の株元施用、育苗時および移植時施用の三つの組...