北東北地域の公共牧場におけるケンタッキーブルーグラス(Kb)の優占
要約 北東北地域の公共牧場では繁殖牛放牧のKb優占草地が多く、経年化し、窒素施用量が少なく、酸性土壌化している。またKb優占草地の成立要因として長草型草種を抑制する長年の放牧、低施肥条件、低土壌pH及び土...
有用微生物を担持させたビール粕炭造粒品によるイチゴ萎黄病の防除
要約 非病原性フザリウム菌(MFG6菌)をビール粕の炭化物とゼオライトの混合造粒物(ビール粕炭造粒品)に処理し、イチゴの育苗培土に使用すると、萎黄病の防除ができる。ビール粕炭造粒品の育苗培土への全量使用...
要約 シバ型草地においてウシによる排糞は多様な草種の種子繁殖とその存続を保証し、放牧条件下で草種の多様性の維持に貢献する。 キーワード 種多様性、排糞、シバ型草地、放牧、ウシ、永年草地・放牧 背景・ね...
要約 遊休桑園は、伐採、管理放牧、表土処理、マクロシードペレット播種、電気牧柵利用により放牧地化できる。桑園放牧地約150aで黒毛和種繁殖牛5.5頭の輪換放牧では約240日間の放牧が可能であり、舎飼に比べ飼養...
要約 外来樹種アカギの生活史を推移行列モデルによって構成したところ、個体群サイズは年3.5%の高い割合で増加することがわかった。生活史段階の分析から、胸高直径5cm未満の個体を抑制することが、個体群の抑制...
要約 乾草調製した暖地型イネ科牧草のカラードギニアグラスは、乾物収量が低いものの、他草種よりも葉身部/茎部比が高く、NDF含有率が有意に低く、in vitro乾物消化率が高いため、カフェテリア法による採食率お...
要約 1つの区画が20aから50aの寒地型牧草を導入した耕作放棄地を合計60~70aになるように組み合わせて、放牧牛を移動して利用する小規模移動放牧方式により、春から夏までは3頭、夏から秋までは2頭の肉用繁...
寒地型牧草を導入した耕作放棄地の放牧条件下における牧草生産量
要約 耕作放棄された水田跡、野菜畑跡及び樹園地跡に寒地型牧草の草地を造成後、5年以上放牧利用した草地でも、700~800kg/10aの乾物生産量を確保できる。また寒地型牧草は、乾物重の構成割合で80%以上あり、良...
カーネーションの新品種「ポーレッド」及び「ユアレッド」の育成
要約 ピンクの品種「ノラ」から培養変異選抜により、赤色の新品種「ポーレッド」及び「ユアレッド」を育成した。「ポーレッド」は花が大きく花弁数が多い、「ユアレッド」は萼割れがない、などの特色をそれぞれ持...
要約 高泌乳牛の飼料(泌乳期CP14.6%)に保護メチオニン(67%製剤:ルーメンバイパス率70%)を20g添加することにより乳量、乳成分量の向上がみられた。なお、繁殖成績及び疾病発生状況等に及ぼす添加の影響はみられ...
要約 永年牧草であるオーチャードグラスやトールフェスクの寒地型牧草と短年性草種であるハイブリッドライグラスやイタリアンライグラス晩生種を混播することにより、年間収量のみでなく、春期・秋期の収量や栄養...
優良シバ型草種の選定と吹付け法による法面等の簡易草地造成技術
要約 センチピードグラスやカーペットグラスは在来(育成)ノシバ等に比べ、広がりが速く早期造成が容易であり、かつ乾物消化率も高い。センチピードグラスは可消化収量が最も高い草種である。そして、法面等の条...
要約 JM7台木にリンゴ「みしまふじ」を3月上旬に切り接ぎ後、挿し木時期まで0~2℃で保存し、4月中旬に挿し木することによって、約9か月間で苗木を繁殖・育成することができる。育成2年目で通常法に比べ頂芽数の多...
要約 棚田等の耕作放棄地においても、放牧及び電気牧柵を経験した牛を用いて、放牧飼養することにより、耕作放棄地の草刈り作業等の保全管理が可能となる。 キーワード 耕作放棄地、放牧、電気牧柵、牧養力 背景...
要約 水田の草地化は、リードカナリーグラスを加えた混播によって促進され、過放牧を避けることで、放牧場からの流出水に問題は起きない。復田する際は、穂肥を減らすことで食味が向上する。 キーワード 水田、草...
要約 中山間地における肉用牛周年放牧は、農林地の省力管理と肉用牛生産の省力低コスト化に有効である。周年放牧による農林地保全が子牛生産を基礎として成立するには、子牛販売価格30万円の場合、分娩間隔16か月...
要約 肉用繁殖牛の冬季分娩・夏季クリ園放牧は、クリ園の下草管理や獣害回避の効果があり、クリ栽培では所得を7千円/10aから37千円/10aへと改善するとともに、子牛生産のコストを約23万円/頭まで低減し、クリ...
シバ型草地放牧における季節別の採食草種、飼料成分およびin vitro 消化率
要約 シバ型草地放牧時の推定採食草種は全123種で、うち29種が季節を通して共通し、採食量中69~82%を占め、シバの採食割合は37~51%である。夏は採食量が低下し、秋の採食草は、粗蛋白質含量とin vitro 乾物消化...
要約 シバムギは放牧草地においてケンタッキーブルーグラス及びシロクローバと共存し、高い植被率を維持する。このような放牧草地の牧養力は北東北低・中標高地ではおよそ600CDである。放牧草地におけるシバ...
要約 遊休化した棚田に山羊放牧技術を導入することにより、土壌を保全しながら植生を管理することができ、遊休地を利用した果樹や小家畜等の生産も可能となる。 キーワード 遊休棚田、雑草管理、土壌保全、山羊 ...