九州低標高地におけるシバ(Zoysia japonica)草地の牧養力
要約 九州低標高地の無施肥条件下のシバ草地においては、5月上旬から11月上旬まで1haあたり肉用繁殖牛では3頭、肉用育成牛では4頭の放牧が可能である。育成牛放牧時には濃厚飼料を体重比1%程度給与すると0.7kg/d...
九州の低標高地における周年放牧による低コスト肉用子牛(冬子) 生産
要約 九州の低標高地において、夏期は妊娠中の黒毛和種繁殖牛を暖地型牧草(バヒアグラス)放牧を行い、冬期は授乳中の繁殖牛を寒地型牧草(イタリアンライグラス)放牧を行う無畜舎・周年放牧により、舎飼牛と同...
要約 野草植生の遊休農地への繁殖牛の放牧飼養及び小型機械体系による牧乾草の確保は、肉用牛経営の省力化、所得増加など顕著な経営改善を可能にする。また、放牧等の畜産利用は中山間地域の農用地の経済的価値を...
要約 ヒサカキの挿し木繁殖では、前年枝をつけた挿し穂を新梢伸長直前の5月上旬にインドール酪酸100ppmに24時間浸漬すると発根率が高まる。株の養成期間は疎植で遮光し、年間総窒素施用量を25kg/10a程度とすると...
茎頂培養とRT-PCR法によるウイルス検定を組合わせたジネンジョのウイルスフリー化
要約 ジネンジョを茎頂培養して幼植物体を育成した後、RT-PCR法によってウイルス検定を行なうことで、確実にウイルスフリー化した苗を供給することができる。 背景・ねらい ジネンジョ(Dioscorea japonica Thu...
夏期における搾乳牛の12時間夜間放牧による牛乳中体細胞数の減少効果
要約 搾乳牛に対する夏期の12時間夜間放牧の導入により、牛乳中体細胞数の低下、ならびに、舎内滞在時間帯における排ふん頻度の減少による舎内へのふん尿排泄量の軽減が期待できる。熊本県農業研究センター畜産研...
肉用牛経営におけるイタリアンライグラス−イヌビエ通年牧乾草生産の経済性評価
要約 小型機械体系によるイタリアンライグラス-イヌビエの通年牧乾草生産は、肉用牛繁殖経営における粗飼料確保を省力化し、家畜飼養規模拡大等を可能にし、畜産部門等の所得増加が図れる。 背景・ねらい 肉用...
要約 野草植生の遊休農地への繁殖牛の放牧飼養及び小型機械体系による牧乾草の確保は、肉用牛経営の省力化、所得増加など顕著な経営改善を可能にする。また、放牧等の畜産利用は中山間地域の農用地の経済的価値を...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
要約 開発した装置は、湧水を取水・ろ過・貯水したのち、落差を利用して育苗ハウス内に送水し培地を冷却できる。安定した低水温が得られるため冷房コストが低減でき、中山間傾斜地の高温期における花き等の低コス...
要約 遊休棚田に繁茂したススキ,イタドリ,クズ等の強勢雑草は,10アールあたり7~8頭の山羊を放牧することにより,約1か月で抑制することができる。その後,1~2頭で放牧を継続すると,約50㎝以下の低草高...
中国中山間地域の肉牛繁殖・稲作複合営農における里地放牧導入の経営的効果
要約 視覚的誘引効果だけでアブを誘引し炭酸ガスを使用しないボックストラップを適切に配置するための簡易な設置場所選定基準を作成した。この基準に基づいてトラップを設置することにより、多数のアブを捕殺でき...
要約 棚田放牧地の法面崩壊及び泥濘化を引き起こす要因として、牧柵設置場所、過放牧及び排水不良があげられる。対策としては、この要因に配慮しながら放牧利用することが重要で、特に、牧柵設置場所、放牧頭数、...
要約 八重山諸島・石垣島でのウミガメ類の産卵状況を調査し、各海岸の産卵場としての評価を行ったところ、産卵優占種がアカウミガメからアオウミガメへ移行していることが明らかになった。 背景・ねらい ウミガメ...
要約 組織培養によって,クサソテツ苗を効率よく大量増殖できる。根茎から多芽球体を誘導し,BAを含むMS培地で増殖させる。多芽球体をうらごし処理することにより植物体再生および順化の効率が高くなる。 ...
中国中山間地域の肉用牛繁殖・稲作複合営農における里地放牧導入の経営的効果
要約 肉用牛繁殖・稲作複合営農の多い中国中山間地域において、里地放牧の導入は、夏季の農作業時間を40~73%も削減でき労働軽減に大きく貢献し、複合営農の1日当たり労働報酬額を高め、子牛価格低下に対する肉...
イタリアンライグラス-イヌビエ通年乾草生産技術の評価と導入のための収量目標
要約 イタリアンライグラス-イヌビエ栽培による通年乾草生産は低投入の技術であるが、生産費を市販乾草価格なみに抑えるには、通年栽培面積を20aとして、現行の要素投入量の下で10a当たり1,310kg以上の乾物収量...
要約 中国地域においては、肉用牛飼養農家は非飼養農家に比べて耕作放棄地率が低い。また、肉用牛飼養農家の中でも、繁殖牛を飼養している農家と飼料作を作付けている農家は、耕作放棄地率が低い。 背景・ねらい ...
要約 ギョウジャニンニクの種子繁殖の安定化のため、最適発芽条件を解明した。種子の発芽適温域は20℃±2℃と狭く、暗所での発芽は明所での発芽に比べ優り、取り播きで播種する方がよい。 背景・ねらい ギョウジャニ...
要約 実生ワルナスビは出芽後30日頃から急速に伸長し、出芽後5日目の双葉展開時期に地上部が切断されても再生能力がある。さらに、出芽後30日目の地表面から10cmまでの平均根径が1~1.5mmに達した根では萌芽能力...