麦作雑草カラスノエンドウの出芽の特徴と除草剤による効果的防除法
要約 カラスノエンドウは小麦播種後1ヶ月間で累積出芽本数の約50%しか出芽せず、それ以降も緩慢に出芽し続けるが、播種直後に土壌処理除草剤のジフルフェニカン・トリフルラリン剤あるいはペンディメタリン剤、2...
要約 LEDを光源としてトルコギキョウの育苗を行うことができ、光色は白色、赤色が適する。光合成有効光量子束密度は100μmol・m-2・s-1、24時間照明、20℃管理とすることで、播種後40日で定植適期苗を育苗すること...
背景・ねらい 愛知県の伊勢湾口周辺では、サガラメ(アラメの亜種)藻場の磯焼けが、平成10~12年度に起きており、アワビ、サザエなどの採貝漁業者から、サガラメ藻場再生の技術開発の要望が出されている。
平...
ナシ園のナギナタガヤ草生栽培は雑草管理の省力化及び土壌改良に有効
要約 ナシ「ゴールド二十世紀」園におけるナギナタガヤ草生栽培は、雑草管理の省力化、土壌改良、土壌水分の安定化及び土壌中のVA菌根菌胞子数の増加に効果がある。 背景・ねらい 京都府丹後地域では丹後国営農地...
要約 クリ園の草生栽培として、ナギナタガヤは生育最盛期(3~5月)の草丈が低いため園内の作業性に影響がなく、抑草期間が長いため除草労力の軽減ができる。また、毎年播種の必要がないため播種も省力化できる。...
スーダングラスの硝酸態窒素濃度を低減するための土壌診断に基づく施肥管理
要約 作土の生土培養窒素量が40mgN/kg乾土以上では、窒素肥料施用によるスーダングラスの増収効果はなく、硝酸態窒素濃度は2g/kg乾物を越えるため、窒素肥料の基肥、再生草への追肥は行わず、堆肥等有機物の施用...
要約 水稲の「箱なし苗」は覆土量300-400gの種子付きマットを用いて、孔のないシートの上で無加温平置き出芽法で出芽させる。苗丈4-6cmの時に保温被覆を除去し、24-28日間育苗することにより慣行の土付苗に近い...
要約 日平均地温からホウレンソウの生体重を推定できる生育モデルを開発した。このモデルは東北地方南部から北海道道央までの広い地域で適用できる。モデルを使った生育シミュレーションは、寒締めホウレンソウの...
小明渠作溝同時浅耕播種と耐倒伏性品種を基軸としたダイズの浅耕栽培法
要約 小明渠作溝同時浅耕播種機によるコムギ跡ダイズの1工程播種と耐倒伏性ダイズ品種との組み合わせによって、大幅な作業効率の向上と燃料消費の節減が図られるとともに、7月上~中旬播種でも狭畦、無中耕無培...
要約 ナバナ、ミズナ等を検定植物とし、赤カブ栽培予定圃場の土壌を通気性のある素材のポットに入れて底面給水で管理すれば、土壌中の休眠胞子密度が103個/g乾土以上の低密度から発病し、根こぶ病の発病が予測で...
不耕起大豆栽培におけるカバークロップとしての冬作大麦の雑草抑制効果
要約 冬作大麦をカバークロップとして栽培すると、次作の不耕起大豆栽培において雑草を抑制する効果がある。この抑草効果は主として一年生夏雑草の出芽抑制に由来する。 キーワード ダイズ、カバークロップ、不耕...
ダイズ「タチナガハ」および「納豆小粒」の晩播栽培における狭畦密植栽培技術
要約 7月中旬以降に「タチナガハ」および「納豆小粒」を播種する場合は畦間30cm(狭畦)にすることで収量の低下を軽減できる。その際の株間は7月中旬播種では15cmとし、7月下旬の播種では10~15cmのやや密植とす...
要約 オーニソガラム・ダビウムの球根は、乾燥貯蔵中に15℃あるいは20℃14週間の温度処理をしても開花は促進されないが、乾燥貯蔵球を8月から15℃で45日間夜冷処理すれば2月中旬、3~4月に播種・養成した実生球...
要約 オーニソガラム・シルソイデスは、球径が0.7cm以上の実生球根を利用すれば、ウイルスの発生もなく生育旺盛で高品質な切り花が生産できる。開花促進には、定植前15℃で14週間の低温処理を行えば2月中旬開花が...
葉ネギの潅水同時施肥(養液土耕)栽培における適正な養水分管理
要約 砂丘未熟土における葉ネギの養液土耕栽培では、播種後約20日目から約30日間NPK濃度を各45mg/lで1日1回、その後収穫時までの濃度を320mg/lとして3~4日に1回の間隔で施肥することにより、慣行栽培の半量以下...
不耕起栽培を取り入れた水稲・麦・大豆5年一巡輪作体系の経済性
要約 作業省力化効果がある不耕起栽培を取り入れた「移植水稲-移植(または不耕起)水稲-移植(または不耕起)水稲-不耕起大豆-不耕起麦-不耕起大豆」の5年一巡輪作体系(想定する経営耕地面積規模20~30ha...
防虫ネットの利用を主体とした露地コマツナ栽培の減農薬防除体系
要約 露地コマツナ栽培に発生するキスジノミハムシとアブラムシ類に対しては目合い 0.8mm防虫ネットのトンネル被覆と土壌処理粒剤等を併用する体系が慣行防除より有効である。 キーワード コマツナ、防虫ネット...
要約 香川県内の麦栽培ほ場で、近年発生が問題となっているオオスズメノカタビラに対する防除法として、麦の播種、耕起前に茎葉処理剤を散布し、播種後にイネ科雑草に効果の高いトリフルラリンを含む土壌処理剤を...
秋まき性が高い小麦を用いた大豆リビングマルチ栽培の雑草抑制 効果
要約 大豆の播種適期に秋まき性の高い小麦を大豆と一緒に播種すると、小麦はリビングマルチとして地表面の被覆を早め、雑草を抑制したのち自然に枯死する。リビングマルチ栽培に加えて大豆播種後に除草剤を土壌処...
要約 土壌中のホウレンソウケナガコナダニに対する太陽熱、蒸気、熱水、土壌還元消毒の防除効果はいずれも高い。経済性や省力性、処理時期から、短時間蒸気消毒処理が実用的で、春と秋の増加前の処理や多発時の次...