防虫網を組み込んだフルオープンハウスを利用した軟弱野菜の生育と防虫効果
要約 目合い1.0mmないし2.0mmの防虫網を組み込んだビニル巻き上げ式フルオープンハウスで、高温期に栽培したチンゲンサイ、ホウレンソウ、小松菜の生育は、慣行ハウスでの生育よりも優れる。このフルオープンハウ...
要約 EUでは,「アジェンダ2000」の合意により,「適切な農業活動」が義務づけられ,農業環境政策がより焦点をしぼったものに変化しつつあるが,ドイツでは州レベルでのプログラムの刷新が行われ,環境負荷をよ...
早生、多収の低アミロース米水稲新品種候補系統「上育433号」
要約 水稲「上育433号」は、北海道で中生の早に属するやや早熟で良食味の低アミロース粳種である。収量性、耐冷性、いもち病耐病性に優れる。「はなぶさ」に替えて作付けすることにより、寒地における産米の食味...
要約 夏期に全開放型ハウスを利用してコマツナの減農薬栽培を行うと、開口部へ防虫ネットを展張しても連作を続けていくとキスジノミハムシ等の害虫の生息密度が高まり食害によって品質が低下する。これを軽減する...
要約 防虫網を組み込み天井部までビニル巻き上げ可能な、簡易なフルオープンハウスを開発した。このハウスの昇温抑制効果は、地上80cm以上では夏季晴天時の日中に気温で摂氏4度以上である。白冷紗は葉温で摂氏2~...
傾斜地ナシ園における合成性フェロモン剤によるナシヒメシンクイの防除
要約 傾斜地ナシ園におけるナシヒメシンクイを対象とした交信攪乱による防除は,合成性フェロモン剤を広域かつ園地の傾斜上方とその周縁に重点的に設置すると十分な効果が得られ,殺虫剤の散布回数が削減できる。大...
トマトの萎凋病及び根腐萎凋病抵抗性品種に病原性を有するトマト萎凋病菌レース3の発生
要約 福岡県内の促成栽培トマトで萎凋病菌レース1、レース2及び根腐萎凋病抵抗性品種を侵す、わが国では未確認であったトマト萎凋病菌レース3の発生を初めて確認した。生産環境研究所・病害虫部・野菜花き病害虫...
要約 DMI耐性ナスすすかび病菌の発生が現地圃場で認められた。本剤耐性菌に対しDMIの治療効果は著しく低いが、発病初期から予防的に散布すると効果がある。中程度のDMI耐性菌が発生している圃場でも発生初期から...
温州ミカンのシートマルチ栽培によるチャノキイロアザミウマの効率的防除法
要約 温州ミカンを6月~11月まで光反射シートによりマルチ栽培すると、チャノキイロアザミウマの被害が軽減できる。なお、激発地帯ではマルチ処理と温州ミカンへの飛来源のイヌマキ防除を組み合わせると効果が高...
要約 急傾斜カンキツ園の防除作業における無人ヘリコプターの利用は、夏季の作業でみると、手散布に比べ作業能率が高まり、身体負担が非常に軽減された。年間の防除作業のうち、無人ヘリコプターの既登録薬剤のみ...
イチゴ炭疽病無病徴感染親株における菌の動態と雨よけによる苗立枯れの防除
要約 イチゴ炭疸病無病徴感染親株において、病原菌はランナー発生直前の4月中旬にはすべての部位に存在し、隣接株へ伝染する。本病の伝染期間である育苗期に雨よけを行い、薬剤防除と組み合わせると、苗の発病(...
太陽熱土壌処理並びに被覆資材を利用したとう菜の減農薬安定栽培技術
要約 とう菜栽培において、8月上旬に作畦後、は種前まで畦面を太陽熱土壌処理することで雑草発生が抑制され、除草剤散布が不要となる。また、は種直後から不織布べたがけし、間引きを1回で、ウイルス病や虫害が...
サツマイモ立枯病に対する新マルチ資材を用いたマルチ畦内土壌消毒の防除効果
要約 紙マルチ(ワックスマルチシート)あるいは生分解性マルチを使用したクロルピクリン剤のマルチ畦内土壌消毒(10?/10a)はサツマイモ立枯病に対して、従来のポリエチレンマルチと同等の防除効果が得られる。 ...
要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...
要約 農産物直売所等で地域特産品として、有望な煮豆用黒大豆「みすず黒」を準奨励品種に採用し、品種特性を活かした栽培法を明らかにした。 背景・ねらい 転作大豆は、山間山沿い地域などのほ場区画の狭い地域な...
要約 熱水注入による土壌消毒は、土壌中のFusarium 属菌数を減少させ、ホウレンソウ萎凋病に対して高い防除効果が認められ、その効果は3作まで持続する。熱水注入処理後のホウレンソウの生育・収量は良好で、生...
要約 畦畔植生の省力管理に利用可能な地被植物として、草高が低く、地被能力に優れる、シバザクラ類、ローマンカモミール、アークトテカなど24草種を選定した。 背景・ねらい 中山間の急傾斜地域では水田の基盤...
要約 モモシンクイガ、ナシヒメシンクイ、ハマキムシ類およひモモハモグリガを対象としたモモ用複合交信攪乱剤を用いることにより、殺虫剤使用を削減できる。 背景・ねらい 環境に優しい農業の推進は近年の急務の...
花粉媒介昆虫(ツチマルハナバチ)を利用した加温促成ナスの着果技術 高知農技セ
要約 加温促成ナス栽培では、平均夜温12℃の変夜温管理により花粉媒介昆虫(ツチマルハナバチ)を利用した受粉が可能となり、植物生長調節剤の単花処理を省略できる。 高知県農業技術センター・作物園芸部・施設野...
急傾斜かんきつ園におけるレインガンを用いた防除及び灌水技術 愛媛果試
要約 トラックにレインガンを搭載すると、2m幅の園内道を効率的に利用でき、急傾斜地園の防除の省力化や品種区画毎の灌水が可能である。愛媛県立果樹試験場南予分場 背景・ねらい 傾斜16度以上の急傾斜かんきつ...