要約 オーエスキー病ウイルス(ADV)陽性農場は陰性農場より離乳後死亡率が高く、出荷頭数、分娩回数、分娩率が低い傾向が認められる。ADVの撲滅の推進により、養豚農場の生産性の向上が期待される。 キーワード オ...
要約 2010年の口蹄疫発生事例について、疫学調査により農場間伝播のリスク要因を分析したところ、発生の中心地域では、人や車両の出入りがない場合であっても農場間に疾病が伝播するリスクが高く、それ以外の地域...
要約 持続性エストロジェン製剤であるエストラジオールプロピオン酸エステルとプロスタグランジンF2αを用いると、簡便にブタの発情周期を同期化できる。また、本法は、養豚農場においても発情同...
要約 大ヨークシャーの新系統豚「ハマナスW2」およびハマナスW2を利用した交雑豚は、高い産肉能力、繁殖能力を備え、肢蹄強健性、肉質について優れている。 キーワード 系統造成、系統交雑豚 背景・ねらい
豚繁殖・呼吸障害症候群発生に伴う経済的損失は2006年の場合約280億円
要約 豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)の発生に伴う経済的な損失の算出手法を開発し、その手法と疫学調査の結果に基づき推定した全国のPRRS発生養豚場における経済損失の合計は年間280億円である。 キーワード ...
データ蓄積型温度計の体内装着による豚の深部および局所体温の連続測定法
要約 データ蓄積型の小型温度計を豚の腹腔深部や子宮、精巣に確実に装着する手術法を確立した。これにより、豚の生理状態を正確に反映した深部体温や子宮、精巣温度を、数ヶ月にわたって連続的に測定することがで...
要約 金華豚のシェアバリュー(肉の柔らかさ)QTLをマーカーアシスト導入することにより、デュロック種は肉が柔らかくなる。 キーワード ブタ、DNAマーカー、QTL、肉質、シェアバリュー 背景・ねらい これまでの...
ランドレース種の初産豚における体重減少率が発情再帰日数に及ぼす影響
要約 分娩後の体重減少率が大きいほど発情再帰日数も延びる傾向にある。離乳後7日以内に発情が再帰するには、体重減少率を13%未満に抑えることが必要である。なお、哺乳開始頭数が10 頭以上、もしくは生後2週齢の...
SPF豚農場におけるMycoplasma hyopneumoniaeの清浄度回復技術
要約 Mhp侵入によりSPF認定が停止したSPF豚農場で豚舎内の消毒(ほぼ毎日)、全頭のワクチン接種、豚舎間の人の移動制限や飼養管理の見直しからなる対策を実行することで、肺廃棄率が改善することで再認定が可能...
要約 マーカーアシスト導入法により金華豚のシェアバリュー(肉の柔らかさ)QTLをデュロック種へ導入したところ、金華豚型アリルはデュロック型アリルと比較し、肉を柔らかくする効果があることが明らかになった...
要約 市販の深部膣内電気抵抗値測定器を用いて、豚の妊娠判定の基準(授精後の次回発情予定日1~3日前の計測値が300以上を受胎、300より低値であれば不受胎)を設定し、妊娠診断を行うと、妊娠(受胎)的中率は80...
要約 トウキョウXの原種豚群の繁殖成績は、産子数9.1±2.9頭、哺乳開始頭数7.8±3.0頭、離乳頭数6.6±2.9頭、育成率84.8%および妊娠期間114.0±2.5日である。 キーワード ブタ、トウキョウX、繁殖、産子数、妊娠期...
要約 「ニホンカイL2」は系統豚「ニホンカイ」と同程度の産肉性、繁殖性を維持しながら肢蹄強健性の改良とむれ肉になりやすい遺伝因子を排除する。肢蹄改良の選抜情報として外観的肢蹄評価に加え、骨軟骨症の情...
要約 バークシャー種肥育豚に対し、アミノ酸とフィターゼを添加した低蛋白質飼料を給与することにより、排泄物中の窒素が32~37%程度、リンが8~29%程度同時に低減できる。 キーワード バークシャー種、肥育豚...
赤肉生産性が高く、かつ繁殖能力に優れたバークシャー種第3系統豚
要約 閉鎖群育種の手法と枝肉比重に対する選抜反応を利用して、赤肉割合が多く、かつ繁殖能力にも優れたバークシャー種新系統を造成した。鹿児島県畜産試験場・養豚部 背景・ねらい 本県の黒豚(バークシャー種)...
豚の周排卵期における深部腟内電気抵抗値を指標とした人工授精技術
要約 離乳後の母豚における深部腟内電気抵抗値を連日測定し、その値が最低となる時期を基準に授精時期を決定して液状精液を注入する「1発情期1回授精」による受胎率は、自然交配と遜色なく、産子数も良好である。...
要約 養豚農家の生産管理技術の違いが経営内の繁殖及び肥育成績にどのように関連するかを調査した。それにより、中央畜産会が示す指標をもとにした総合的技術評価指数式が作製でき、農家間及び同一農家内年次間の...