要約 長良川支流におけるサツキマスの産卵床の特性を把握するため、当研究所で保有していた調査データ(位置・規模・水深・流速・河床材料を検討)の解析を行った。産卵床は主に淵尻に形成され、長径の平均は129....
要約 花粉症をもたらすスギ花粉の飛散を防止するため、雄花を枯死させるスギ黒点病菌を添加した散布液を新たに開発しました。10月~12月に散布することにより80%以上のスギ雄花を枯死させることに成功しました。...
要約 飼料用サトウキビKRFo93-1 サイレージは乳牛に対し一般的な牧草と同様に給与できるが、泌乳牛では完全混合飼料(TMR)に混合して給与した場合、混合割合が高くなると残飼が増え、栄養状態に影響するため、混合...
要約 子ブタの精巣組織を液体窒素内に長期保存した後に、免疫不全マウスに移植し発育させ、精子を作り出すことに成功した。さらに、取り出した精子を顕微授精させた受精卵から正常な子ブタを誕生させることに世界...
要約 黒毛和種繁殖牛では暑熱期に鈍性発情の発生が増加する。また乗駕許容牛と比較すると鈍性発情牛では黄体退行開始後1日目の黄体ホルモンが高い。このことから、緩慢な黄体退行は鈍性発情の原因となる。 キーワ...
要約 ウシの発情持続時間は16-21時間とされるが、黒毛和種繁殖牛の牛群によっては乗駕許容行動の持続時間が1/3~1/2に短縮している可能性がある。授精適期推定には乗駕許容行動の開始時間の把握が重要となる。 キ...
要約 ハクビシン成獣は一辺8cmの正方形、直径9cmの円形、6×12cmの横長の長方形、11×7cmの縦長の長方形の入口から侵入できる キーワード ハクビシン、侵入、鳥獣害、運動能力、野生動物 背景・ねらい ...
要約 生物資源モニタリングの活用により放牧地・放牧牛を適切に評価・判断することを通して、広域地域間の連携による繁殖和牛の周年放牧ができ、環境負荷軽減、更なる低コスト飼養、耕作放棄地の積極的活用を図る...
要約 放牧条件下において胚移植により日本短角種から生まれ、親子放牧する黒毛和種子牛は、日本短角種母牛の泌乳能力が優れることにより、哺育期における体重増加ならび体型の発育・発達が加速する。 キーワード ...
ダイレクトカット収穫による大豆ホールクロップサイレージの刈取り適期
要約 粗飼料源としての大豆は、葉部が50%程度黄化した時期にコーンサイレージ用作業機を利用してダイレクトカット収穫すれば、輸入アルファルファ乾草を代替できる高タンパク含量のホールクロップサイレージが調...
要約 TMRセンターを利用すれば、飼料給与労働時間は大幅に減少し、同一規模の北海道平均よりも少なくなる。収益の目安となる乳代-飼料費が北海道平均を上回るためには、個体乳量10,500kg、TMR価格1,100円の場合、...
乳牛の泌乳曲線と乳房炎・肢蹄病および受胎率との間の遺伝的関係
要約 泌乳ピーク期の乳量を増加させる方向へ遺伝的に改良すると、乳房炎および肢蹄病が増加する。経産牛の受胎率と乳量間に好ましくない遺伝相関が存在する。乳量と受胎率の遺伝相関は産次内で一定であり、泌乳曲...
要約 2010年の口蹄疫発生事例について、疫学調査により農場間伝播のリスク要因を分析したところ、発生の中心地域では、人や車両の出入りがない場合であっても農場間に疾病が伝播するリスクが高く、それ以外の地域...
体外発育卵母細胞をレシピエント卵子とする体細胞クローン牛の作出
要約 直径約100μmの発育途上卵母細胞を2週間培養して体外発育、体外成熟させる技術と体細胞核移植技術を組み合わせることにより、クローン牛を作出することができる。 キーワード 体細胞クローン牛、卵母細胞...
要約 飼料イネ収穫圃場周囲の牧草地において、イネWCSを利用して繁殖牛を冬季屋外飼養できる。給餌に当たっては電気牧柵や給餌柵の利用により残餌量を低減できる。これによりイネWCSおよび堆肥の運搬作業等が軽減...
要約 開発したベンチマーキングシステムPigINFOを用いると、個々の養豚農家の各種生産指標の優劣を農家集団内で評価ができる。また、劣った指標の改善目標値を提示し、目標値達成時の増収益を算出でき、動物衛生...
収益性と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる肉用牛経営計画モデル
要約 肉用牛繁殖経営において、水田の飼料利用による所得と環境影響の評価が可能な営農計画モデルである。各種の水田の飼料利用に対応して、最適な所得と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる。 キーワード ...
要約 牧草と飼料イネを組み合わせ、1頭当たり約33aの水田で、妊娠牛の約7か月間の放牧が通年可能なモデルである。このモデル導入による繁殖成績は良好で、肉用牛経営では飼養管理の省力化と飼養頭数の拡大がはか...
乳用牛および肉用繁殖牛における牛白血病ウイルスの全国浸潤状況
要約 近年の全国的な牛白血病ウイルスの抗体陽性率は、乳用牛で約40%、肉用繁殖牛で約30%であるが、それぞれ地域差が認められる。また0歳時点で乳用牛の約20%、肉用繁殖牛の約15%が抗体陽性を示し、その後抗体陽...
要約 小規模稲単一経営の多い中山間地域では、年金生活者の家計を維持できる所得確保の可能な放牧畜産経営により、農地管理と家畜飼養管理作業を低減しながら農地の活用と肉用牛の増頭が可能となり地域全体の所得...