要約 2003年の穂いもち多発要因の一つとして,転作復元圃場における穂いもち発生の危険性が明らかとなった。大豆作からの転作復元初年目では穂いもち多発の危険性が極めて高く,2年目以降になると,その危険性は...
要約 水稲「関東209号」は本県において10月上旬に収穫する中生品種である。短稈で耐倒伏性が強く、粘りがあり良食味なので、奨励品種に採用する。 キーワード 水稲、奨励品種、関東209号、良食味、中生品種
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要約 水稲うるち新品種「ちば28号」は、早期栽培での熟期が「初星」並の中生で、いもち病抵抗性、耐冷性、耐倒伏性が強く、玄米千粒重が約23gと大粒で、玄米外観品質及び食味が良好である。早期栽培に適すること...
要約 マメ科のヘアリ-ベッチは、北陸の中粗粒質水田において、無肥料で栽培しても目標窒素投入量を確保できる生育となり、すき込みにより窒素無機化量を増加できるため、水田の地力窒素増強に活用できる。 キー...
市販ロータリを用いた有芯部分耕による転換畑大豆作の収量性向上
要約 市販ロータリ耕起爪の一部の取り外しや付け替えにより、播種条直下に不耕起部分を残した有芯部分耕が可能となる。水稲後作の大豆作では、不耕起部の土壌含水率の変動が小さいために過湿や過乾燥になりにくく...
基準品種の不稔歩合平均値を用いた水稲耐冷性「極強」以上の判定手法
要約 耐冷性検定において、基準品種の不稔歩合平均値とそれに対応した各品種の不稔歩合との関係を複数年にわたり比較することで、明瞭な耐冷性の判定が可能である。この手法での耐冷性「極強」以上での強弱判定に...
耐冷性・耐病性に優れる良質・良食味水稲新品種候補「岩手68号」の採用
要約 「岩手68号」は岩手県では“中生の中”の粳系統である。耐冷性・穂いもち圃場抵抗性は「あきたこまち」より強く、多収である。品質・食味は「あきたこまち」と同等であり、耐冷性・耐病性に優れる良食味品種と...
耐冷性・耐病性に優れる良質良食味水稲新品種候補「岩手68号」の育成
要約 「岩手68号」は「あきたこまち」熟期よりやや遅い‘中生の中’の粳米系統である。耐冷性‘極強’、穂いもち圃場抵抗性‘強’で、強稈、多収、品質・食味は「あきたこまち」並に優れることから、岩手県の奨励品種に...
黒ボク土壌水田でのベントナイト施用による畦畔漏水防止と水温上昇効果
要約 水田畦畔1m当り8kgのベントナイト施用により、畦畔漏水が減少し、日減水深は50%程度に減少する。このことから、灌漑回数が半減し、平均水温で0.4℃の水温上昇が認められる。また、水管理に要する労働時間は...
要約 播種前に種子重量の1~2%の水を加えてから水稲用育苗箱に詰めて積み重ねることで、簡便かつ大量に、大豆の出芽率ならびに出芽揃いを高めるための種子水分の調整ができる。 背景・ねらい 発芽勢を高めて出芽...
要約 葉いもち接種前20日間における日平均気温20℃以下の積算冷却度により、イネの葉いもちに対する感受性を評価できる。水稲早期警戒システムホームページ上で、東北地方のイネの葉いもち感受性の評価を公開して...
要約 「夢あおば」は寒冷地南部では早生の晩に属する粳種で、中稈、穂重型の稲発酵粗飼料向き系統である。中生の主力品種の刈り取り前に稲発酵粗飼料用として収穫が可能で、耐倒伏性が強く、湛水直播栽培に適する...
重粘土の水田転換畑における新型ロータリによるダイズの部分浅耕播種法
要約 重粘土の水田転換畑において麦畝を利用して大豆を播種する場合、新型ロータリで播種条を浅耕、条間を標準耕で同時に播種する部分浅耕一工程播種は、多湿土壌条件下でも播種可能で、苗立ち歩合が安定して高い...
平成15年の不稔歩合は減数分裂期15日間の冷却量と関係が高かった
要約 平成15年の水稲冷害において、花粉母細胞分化期から減数分裂盛期の期間が長くなった場合には、減数分裂期10日間の冷却量を指標とするよりも、減数分裂盛期前10日~後4日間の15日間冷却量を指標とした方が不...
要約 葉いもち接種前20日間における日平均気温20℃以下の積算冷却度により、イネの葉いもちに対する感受性を評価できる。水稲早期警戒システムホームページ上で、東北地方のイネの葉いもち感受性の評価を公開して...
要約 水稲「越南176号」は寒冷地南部では中生の早に属する粳系統である。米飯は粘りがあって、「コシヒカリ」と同等の極良食味であり、特に、冷めたときには「コシヒカリ」に優る。直播栽培にも適する。福井県、...
要約 恒温深水処理での障害不稔発生に基づき、幼穂の発育ステージを示す有効積算気温ごとに冷却量に対する偏回帰係数を求め、重回帰モデルを作成すると、耐冷性の異なる品種の障害不稔割合も予測することができる...
要約 水稲とのブロックローテーションを前提としただいず不耕起栽培では圃場排水対策が特に重要で、額縁明渠に加え播種溝に交差した弾丸暗渠を施工する。このことにより茎疫病発生も軽減される。また、雑草対策は...
要約 水稲の障害不稔に対する危険度は、幼穂伸長モデルによる危険期の特定とその期間の冷却量を求めることで、予測できる。 キーワード 水稲、障害不稔、幼穂伸長モデル 背景・ねらい 水稲の障害不稔は、低温が長...
要約 「北陸187号」は寒冷地南部では早生の晩に属する粳種で、中稈、穂重型の稲発酵粗飼料向き系統である。中生の主力品種の刈り取り前に稲発酵粗飼料用として収穫が可能で、耐倒伏性が強く、湛水直播栽培に適す...