リンゴ台木における根頭がんしゅ病の抵抗性検定法確立と育種素材評価
要約 根頭がんしゅ病菌液を付傷接種し、がんしゅ形成率を評価することで根頭がんしゅ病の抵抗性検定ができる。リンゴ台木の抵抗性を評価したところ、ミツバカイドウには抵抗性もしくは中位抵抗性を示す系統があ...
水稲種子発芽率への低水温浸種の影響と発芽率低下が起こる浸種条件
要約 低水温浸種による発芽率の低下は種子の貯蔵期間に関わらず起こりえ、前年産でも発芽不良が発生する危険性の高い種子がある。発芽率には浸種直後2~24時間の水温が強く影響し、短時間の低水温浸種によって発...
要約 六条大麦「シルキースノウ」は「カシマムギ」に比較して収量は多収で、耐倒伏性に優れ、オオムギ縞萎縮病ウィルスⅠ・Ⅱ・Ⅲ型系統に抵抗性を有しており、栽培特性が優れている。また、精麦適性が優れるため、...
要約
枝垂れ性・八重咲きで、生食可能な観賞用モモ新品種「ひなのたき」(モモ筑波125号)
要約 モモ新品種候補「ひたのたき」は、枝垂れ性で、花は重弁、桃色で美しい。成熟期は「あかつき」とほぼ同時期で、果実は150g前後、果肉は黄色、糖度はやや低いが酸味が少なく生食可能で、育種素材や観賞用品種...
要約 カキ「富有」の中間台木として「Ac-1」および「Y」を用いると、果実収量や果実品質に影響することなく樹高または総新梢長が減少し、わい化効果が認められる。 キーワード カキ、わい化栽培、中間台木、果...
要約 牛ふん堆肥の局所施用により、土壌の気相率が高くなり、ウメの細根量が増加する。同じ箇所に肥料を局所施肥すると施肥量の2割減肥が可能であり、窒素流亡量が減少する。地下水位の高い水田転換畑で掘削によ...
要約 種子なしビワ品種「希房」を1月中・下旬に揚げ接ぎしてから、直径25cm、高さ25cmの布製ポット(底面は防根布)に移植し、加温施設(夜間最低気温5℃)で養成することにより活着率が90%以上になり、移植に適し...
ダイズちりめんじわ発生条件の解明と石灰または微量要素施肥によるしわ粒発生率の軽減
要約 ダイズ「エンレイ」のちりめんじわ発生率は、子実肥大盛期の切葉処理で増加する。また、石灰、三要素肥料を無施用で連作栽培すると成熟期の早期化と収量低下に伴い高まるが、石灰施用により軽減される。また...
要約 「極々早生6」は青紫色の切花品種で、既存の岩手県育成品種のうち最も早い「キュースト」に比べ10 日~2週間早く開花し、露地栽培で7月上旬出荷に対応できる。 キーワード リンドウ、品種、極早生 背景・...
要約 ダイズ「タチナガハ」に発生した硬実(石豆)は、種皮表面の微細な孔隙構造が極端に少ないため、正常粒に比べて吸水性が劣る。硬実種皮表面に深さ20マイクロメートル程度のキズを1平方ミリメートルあたり約...
南半球産球根を利用したチューリップ切り花の10~11月出荷作型
要約 チューリップ切り花の10~11月出荷作型で南半球産球根を利用すると、北半球産球根利用する場合に比べて氷温貯蔵期間を半年程度短縮でき、作期の拡大が図れる。 キーワード 南半球産球根、チューリップ切り花...
要約 幼果期に果実内部がしみ様に褐変化し、肥大とともに果実の背部の果柄に近い部位が凹み奇形果になる障害は、開花終期の花穂にホウ砂溶液(0.2%)を散布することで軽減できる。 キーワード マンゴー、果実障害...
秋ギク「雪姫」、「秋華」の苗低温処理・再電照の方法および適日長
要約 年末出し栽培において、「雪姫」は、挿し穂または苗の低温処理により、切り花長が長くなり品質が向上する。また、「雪姫」では、消灯後12日目より3日間、「秋華」は5日間の再電照で切り花品質を改善できる。6月...
要約 早晩性を異にするエダマメ4品種(「福成」、「湯あがり娘」、「新潟茶豆」、「庄内5号」)について、作成した温度と日長の多項式で表されるDVR(発育速度)推定式を用いて、直播栽培での出芽日、開花日お...
要約 「道南29号」は四季なり性品種で、高設栽培において収量性が高い。果実は硬く、食味はやや優り、日持ち性も良いことから、夏秋期のケーキ用いちごに適しており、実需者の評価も高い。 キーワード イチゴ、夏...
要約 ニホンナシ「幸水」、「豊水」、「にっこり」の開花期、収穫期、果実肥大、「豊水」のみつ症・す入りの予測プログラムを開発した。このプログラムは、気象予報を用いることで精度良く早期に生育を予測するこ...
要約 エンレイの子実水分は電気抵抗式の水分計を用いて測定できる。子実をサンプリングし、単粒の水分を測定して平均した後、換算表を用いて平均子実水分を推定する。水分計は携帯式なのでほ場でも測定でき、コン...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
マンゴー品種「アーウィン」の満開約30日後の1回摘果による高品質化と増収効果
要約 マンゴー品種「アーウィン」は、満開約30日後に1回で摘果することによりL玉以上の果実割合が高まり、収量が増加する。さらに着色が向上し、やに果の発生も少なくなる。 キーワード マンゴー、摘果、着色、収...