要約 ダイコンの内部褐変症の発生の品種間差と木部柔細胞の大きさとの間には密接な関係があり、障害が発生しにくい品種は障害が発生しやすい品種に比べて柔細胞の平均最大径が小さく細胞の数が多い。 キーワード ...
要約 早晩性を異にするエダマメ4品種(「福成」、「湯あがり娘」、「新潟茶豆」、「庄内5号」)について、作成した温度と日長の多項式で表されるDVR(発育速度)推定式を用いて、直播栽培での出芽日、開花日お...
要約 エンレイの子実水分は電気抵抗式の水分計を用いて測定できる。子実をサンプリングし、単粒の水分を測定して平均した後、換算表を用いて平均子実水分を推定する。水分計は携帯式なのでほ場でも測定でき、コン...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
要約 だいず「中育52号」は、百粒重が60g以上と「ユウヅル」よりかなり重く、裂皮の少ない晩生の白目極大粒系統である。加工適性は、納豆に好適で、煮豆等に適する。 キーワード ダイズ、極大粒、煮豆、納豆、煎...
要約 中果系カラーピーマンの果実こうあ部の「ひび果」および「尻腐れ果」は、高気温で草勢が良く、果実の肥大が良好な場合に多発し、果実側面の「ひび果」、「変形果」および「小果」は高気温又は低気温、或いは...
マンゴー品種「アーウィン」の満開約30日後の1回摘果による高品質化と増収効果
要約 マンゴー品種「アーウィン」は、満開約30日後に1回で摘果することによりL玉以上の果実割合が高まり、収量が増加する。さらに着色が向上し、やに果の発生も少なくなる。 キーワード マンゴー、摘果、着色、収...
要約 ニホンナシ「幸水」、「豊水」、「にっこり」の開花期、収穫期、果実肥大、「豊水」のみつ症・す入りの予測プログラムを開発した。このプログラムは、気象予報を用いることで精度良く早期に生育を予測するこ...
要約 モモ「なつおとめ」におけるみつ症は、糖度が高い果実、硬度が低下した果実、また、果重の重い果実で 発生が多い傾向が認められる。また、極端な大玉生産を狙った、早期の着果制限は、みつ症の発生を助長す...
要約 リンゴ新品種「秋田紅あかり」は10月下旬~11月上旬に収穫可能な大玉の晩生種である。鮮紅色の果皮に果点が浮かび上がる特徴的な外観を有し、糖度が比較的高く、冷蔵で翌2月下旬まで貯蔵可能であり、主要な...
要約 水稲の「箱なし苗」は覆土量300-400gの種子付きマットを用いて、孔のないシートの上で無加温平置き出芽法で出芽させる。苗丈4-6cmの時に保温被覆を除去し、24-28日間育苗することにより慣行の土付苗に近い...
大豆「サチユタカ」の高品質安定生産に向けたコンバイン収穫技術
要約 品質向上のための大豆「サチユタカ」のコンバイン収穫適期は、成熟期後7日から25日頃までである。収穫時刻は10時から16時、莢水分20%以下を目安とし、結露する日は、莢の露が消えて概ね2時間後に作業を開...
要約 「トヨコマチ」並の熟期の白目中粒である。イソフラボン含量が「トヨコマチ」より1.5倍程度高い。低温抵抗性が強い。臍および臍周辺着色抵抗性が強く外観品質に優れる。遊離型全糖含量がやや低く、こく、甘...
非有機リン系アブラムシ防除用殺虫剤の利用による茎葉処理除草剤ベンタゾン薬害の軽減
要約 播種時に施用するアブラムシ殺虫剤をエチルチオメトン剤からチアメトキサム剤に替えると、北海道の主要ダイズ品種でもベンタゾン散布による薬害は低下し、かつ高温・強日射等の薬害発生を助長する条件下にお...
カラフルポテトの新顔(3)橙黄肉の新品種「インカのひとみ(旧系統名 北海93号)」
要約 2倍体ばれいしょ「インカのひとみ」は、カロテノイド系色素を含有し、いもの肉色が橙黄色である。表皮は赤色で、目の周りだけが黄色に着色された眼鏡状の様相を呈する。「インカのめざめ」同様、良食味であ...
要約 せん定位置(結果母枝の基部)の高さを2m以下とする超低樹高整枝の「筑波」は、低樹高整枝と比較してせん定作業が省力化される。また、その徒長枝は着花や結実が良好であり、結果母枝として利用することで...
モモ赤肉症の発生程度(赤肉程度)を示す簡易指標の作成と発生樹の特徴
要約 赤肉症は本来着色しない果肉が赤く着色する果肉障害である。そこで、赤肉程度に応じて4区分した簡易な指標を作成した。その指標に基づいて調査すると、赤肉症果は収穫後半から増加し、収穫後にも発生する。...
要約 本道のりんご主要品種に対する「JM台木」等の品種特性を調査した。「ハックナイン」には「JM1」「JM5」「JM7」「JM8」「ランセップ」「M.9」が、「つがる」には「JM7」「JM8」が、「さんさ」には「JM2」「JM...
要約 大豆「タチホマレ」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生品種である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
要約 ラークスパー心止まり症は草丈20cm以上の抽苔期におけるカルシウム不足と高湿度条件による生理障害である。発生の少ない品種の選択、除湿、カルシウム資材の土壌混和処理、適正な施肥により軽減できる。 キ...