要約 イネの病害抵抗性遺伝子BSR2を遺伝子組換えによって導入し、高発現させることにより、4種の重要病害(灰色かび病、苗立枯病、青枯病、斑葉細菌病)に抵抗性を示すトマトを作出できる。 キーワード トマト、病...
要約 アミノ酸の一種であるL-ヒスチジンをトマトの根部に処理することにより、難防除病害である青枯病の発病が抑えられる。L-ヒスチジンは青枯病菌に対す...
要約 高接ぎ木法は、地際から7-10cm程度の高位置で接いだ苗を利用したナス青枯病抑制手法で、慣行接ぎ木よりも発病株率が低下する。高接ぎ木と慣行接ぎ木と収量、品質等に違いはみられない。 キーワード ナス、高...
要約 多段接ぎ木法は、台木にナス半身萎凋病、トマト褐色根腐病強度抵抗性及び中度の青枯病抵抗性を持つ品種、中間台木に青枯病強度抵抗性品種を接いだ苗を利用した複合土壌病害防除技術である。慣行接ぎ木と生育...
ナス科対抗植物の短期間栽培によるジャガイモシストセンチュウ密度低減
要約 ナス科のSolanum peruvianumまたはハリナスビを、休閑緑肥として初夏に1kg/10a播種して60~80日間栽培すると、圃場のジャガイモシストセンチュウ密度は20%以下に...
要約 生産地で深刻な被害をもたらすトマトやナスの土壌病害に対して、発病を抑制する効果が見出された微生物株の培養から植物体への処理までの手順と抑制効果の実例等を取りまとめたマニュアルを公開しました。こ...
要約 本法は、欠損標的遺伝子の前後部分をPCRによって増幅・結合させてから環状化し、野生株に形質転換して相同組換えによる遺伝子欠損を誘発させるもので、遺伝子欠損株は、PCRを用いた姉妹選抜法により選抜する...
要約 ミニトマト`千果'において台木用ナスを用いる場合、収量と糖度に優れる`台太郎'が有望である。台木用ナスは台木用トマトと比較してやや減収となるが、かん水量を増やすことや、密植することで収量を改善する...
要約 蒸気散水処理により盛夏期ホウレンソウ栽培で発芽率が向上し、収量が増加する。土壌伝染性病害に対して高い防除効果を示し、雑草の発生も抑制する。土壌表層の養分の多くは一時的に下層部に移動するが、移動...
要約 Ideonella sp. 0-0013が生産するクオルモン分解酵素(β- hydroxypalmitate methyl ester加水分解酵素)は、青枯病菌の病原性因子の発現を制御する情報伝達物質であるクオルモンを分解することにより、青枯...
要約 ヒラナスの花蕾からパーコール密度勾配遠心で40~70%分画の小胞子を単離し、滅菌水中で摂氏35度、4日間静置し、ナフタレン酢酸(NAA)0.5mg/l、ベンジルアデニン(BA)0.5mg/l添加の1/2NN液体培地でカルス形...
要約 わが国で初めて,高知県において発生したショウガ科植物の青枯病菌(Ralstonia solanacearum)は, レース4および生理型4である。rep-PCR解析の結果,タイまたは中国由来と考えられる2つの系統が,それぞれ...
要約 「トレロ」を台木とした促成ナス「筑陽」の点滴かん水施肥2年栽培では、2年目の収量(7月~6月)は29t/10aとなり、慣行(10月~6月)の1年栽培に比べ上物重で5t/10a、総収量で10t程度多くなる。主枝は7月上...
BIO-PCRによる土壌中からのナス科作物青枯病菌の高感度検出法
要約 液体選択培地で土壌中のナス科作物青枯病菌を増殖させた後、特異的プライマーを用いてnested PCR(BIO-PCR)を行うことにより汚染圃場から本菌を101cfu/g乾土レベルで検出できる。 キーワード ナス科作物青枯...
還元消毒による施設土壌病害虫の防除と糖蜜を用いた下層土消毒法
要約 フスマ、米糠を用いた還元消毒により作土層が消毒され、イチゴ萎黄病、ホウレンソウ萎凋病の防除に有効である。糖蜜の土壌潅注で下層土の消毒も可能となり、トマト萎凋病、ナス半身萎凋病の防除に有効である...
要約 ナス栽培種の台木用固定品種‘台三郎’を育成した。青枯病抵抗性は‘台太郎’より強く、半枯病に対しては同等の強度抵抗性を有する。草勢は‘台太郎’より強く、接ぎ木個体の収量性は‘台太郎’台と同等である。 キ...
果実特性選抜とDNA多型検出による青枯病抵抗性水ナスの育成法
要約 水ナスとナス青枯病抵抗性の「DMP」との戻し交雑体系統において、果実特性による選抜を行った後、それらの個体のDNA多型検出を行い、DMPの遺伝子の割合の多い個体をさらに選抜すると、ナス青枯病抵抗性の水...
要約 ナス青枯病抵抗性台木品種の抵抗性は、高温および排水不良条件下で低下するため、接木栽培では温度管理および排水対策を徹底し、台木品種は同条件下でも比較的安定した抵抗性を示す「カレヘン」、「台太郎」...
要約 ナス台木用品種「台二郎」は、「台太郎」の葯培養系統とヒラナスとの種間交雑品種である。「台太郎」に由来する青枯病抵抗性とヒラナスに由来する半枯病抵抗性を持つ。ヒラナスより青枯病に強く、無加温およ...
ナス青枯病抵抗性に関するDNA多型のSTS化プライマーの作成法
要約 ナス青枯病抵抗性の「DMP」の培養変異体を用いて、シークエンスゲルを用いたDIG-RAPD法により抵抗性に関する多型バンドを検出する。アガロースゲルによる電気泳動で安定的に遺伝子診断ができるように、STS化...