要約 クロルピクリンくん蒸剤を用いた土壌消毒により本病の根部の病斑形成は軽減され、消毒した土壌内に根域を長期間留める栽培法でその効果は向上する。これらの対策を実施した場合、栽培期間中に根部病斑が進展...
要約
イチゴに紫外光を照射することにより、病害抵抗性を誘導し、うどんこ病の発病を抑制する。本防除法を予防的に用いることで、うどんこ病の発病を低く抑えることができる。
キーワ...
要約 マルチラインに利用する同質遺伝子系統とイネいもち病菌レースの組合せを設定し、数十年単位でレース変動を計算することにより、系統の数、種類、混植比率、交替時期を決定できる。また、単年度の葉・穂いも...
セルリーのチューブかん水栽培における減化学農薬・減化学肥料栽培技術
要約 チューブかん水の導入および適切な薬剤選択と適期防除により、斑点病と軟腐病を慣行よりも少ない薬剤使用回数で防除できる。また、土壌診断に基づく窒素施肥対応により総窒素施用量の適正化が図られ、化学肥...
「Madsen」由来のコムギ縞萎縮病抵抗性育種素材「滝系麦1~4号」
要約 「Madsen」由来のコムギ縞萎縮病高度抵抗性を有する「滝系麦1~4号」は、戻し交配により農業特性を「ホクシン」並に改善したことから、後代に「Madsen」由来の不良形質が発現しにくい育種素材として抵抗性...
道南地方で発生した大豆「タマフクラ」の出芽不良原因および当面の対応
要約 大豆「タマフクラ」は発芽が遅く緩慢で、発芽揃いに時間がかかる。そのためクラストのできやすい圃場や多水分条件下での播種を避け、播種深度は4cm以内とする。また種子薬剤処理にあたり、チアメトキサム水...
要約 水稲湛水高密度散播直播栽培の葉いもち中期以降の発生量は、稚苗機械移植栽培に比べ、同等か多くなるが、穂いもち発生量は出穂期前後の降雨日数の多少に応じて変動するため、多くなるとは限らない。 キーワ...
離乳子豚への乳酸菌添加発酵リキッド飼料の給与は薬剤耐性菌を減少させる
要約 子豚用飼料にプロバイオティック乳酸菌Lactobacillus plantarum LQ80を添加して調製した発酵リキッド飼料を離乳子豚に給与すると、子豚用飼料をそのまま給与する子豚に比べて糞中のクロルテトラサイクリン耐...
東京湾周辺地域で保護された野鳥の病原性大腸菌保菌状況と分離株の性状
要約 東京湾周辺地域で保護された野鳥(62種447羽)の糞便から2f型志賀毒素産生大腸菌と腸管病原性大腸菌がそれぞれ4羽および39羽から分離され、さらに約半数の野鳥の腸内細菌叢大腸菌が何らかの抗菌薬剤に対し...
病虫害複合抵抗性品種「みなみさやか」を利用した減化学農薬防除体系
要約 病虫害複合抵抗性品種である「みなみさやか」とBT水和剤、チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを組み合わせた防除体系では、化学農薬の年間使用回数は6回程度でよく、10aあたり...
要約 複合病害抵抗性を有する2つの葯培養固定系統から育成されたピーマンF1台木(台木4号)は、青枯病、疫病及びPMMoV抵抗性(L3)を有している。特に青枯病菌に対しては、強い抵抗性を有している。 キーワード ...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
要約 乳房炎の治癒率は、薬剤感受性に基づき適切な治療薬を選択した場合、初発時においては原因菌による差がない。しかし、黄色ブドウ球菌による乳房炎では、再発した場合には治癒率が明らかに低下する。また、ブ...
要約 茨城県のキュウリ抑制栽培で多発生する褐斑病に対し、重要防除時期、薬剤の防除効果とその効果持続期間に基づいて構築した防除体系は、高い防除効果と収量の向上が図られる。 キーワード キュウリ褐斑病、抑...
Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対するキュウリ10品種の感受性
要約 近年発生が確認された Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対する東京都でのキュウリ主要10品種の感受性は、従来のウリ類うどんこ病菌とほぼ同様である。両亜属が混発している圃場でも、本病の防除...
Olpidium virulentus 休眠胞子の活性染色法
要約 Tetrazolium bromide(MTT)のトリス-グリシン溶液に、35℃で1~4日間浸漬することにより、活性のある Olpidium virulentus休眠胞子を高率に染色できる。 キーワード Olpidium virulentus 、休眠胞子、活性染...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
要約 茨城県では、ボスカリドに耐性のキュウリ褐斑病菌の発生が認められる。ボスカリドの感受性菌に対する最小生育阻止濃度(MIC)は7.5μg/mlであるが、耐性菌に対するMICは30μg/mlである。 キーワード キュウリ...
ナシ生育初期の簡易被覆栽培による黒星病に対する殺菌剤低減効果
要約 ナシの早期出荷のために行われている生育初期の簡易被覆栽培(トンネル栽培)は重要病害の黒星病に対する殺菌剤低減技術として有効である。 キーワード ナシ、黒星病、減農薬、簡易被覆栽培、トンネル栽培、...
福井県におけるMBI-D耐性イネいもち病菌はレース007.0において頻度が高い
要約 福井県に分布するMBI‐D耐性イネいもち病菌はレースが007.0と003.0の2種類である。特に007.0において耐性菌頻度が高い。また、耐性菌のPot2rep‐PCR法に基づく遺伝子型は多様性を示す。 キーワード いもち病...