トウガラシマイルドモットルウイルスワクチン接種ピーマンの圃場での干渉能と収量
要約 トウガラシマイルドモットルウイルスから開発した植物ウイルスワクチン(弱毒ウイルス)は強毒ウイルスの感染に対して高い干渉効果を示し、また、本ワクチンを接種したピーマンの一作を通した果実収量は無...
イネ萎縮ウイルスは自ら形成したチューブを通って近隣昆虫細胞に移行・感染する
要約 イネ萎縮ウイルス由来のPns10タンパク質は径約85 nmのチューブを形成し、ウイルスが近隣昆虫細胞へ移行するのに利用される。媒介昆虫のアクチンフィラメントは本チューブの構築をサポートし、昆虫細胞間の...
セルラーゼ剤によるトウガラシマイルドモットルウイルスの感染抑制
要約 市販の数種のセルラーゼ剤には、トウガラシマイルドモットルウイルスの感染を抑制する効果がある。ウイルス液と混合すると感染力が低下し、また、あらかじめピーマンの茎葉に噴霧処理することによって、その...
ガラス繊維濾紙を利用した植物からの迅速・簡便・低コストなDNA抽出法
要約 抗酸化物質を含ませたガラス繊維濾紙を用いることにより、迅速・簡便かつ低コストで植物からDNAを抽出することができ、濾紙に吸着させたDNAは常温乾燥状態で長期保存することができる。 キーワード DNA抽出...
カブモザイクウイルス(TUMV)遺伝子を導入したモデル植物における抵抗性スペクトラム
要約 アブラナ科野菜の重要病害であるカブモザイクウイルス(TuMV)の外被タンパク質(CP)遺伝子をシロイヌナズナに組み込んだ後に選抜した抵抗性系統は、極めて広いTuMV分離株に抵抗性を示す。 キーワード カブモザ...
感染性クローンを用いたトウガラシマイルドモットルウイルス弱毒候補株の作出法
要約 感染性クローンを用いて解析したトウガラシマイルドモットルウイルスの既存の弱毒株における弱毒性決定部位を強毒株に導入することにより、有効な弱毒候補株を効率的に作出できる。 キーワード 感染性クロー...
マメアブラムシによるレンゲ萎縮ウイルスの媒介条件とウイルス感染に抵抗性を示すダイズ品種
要約 マメアブラムシがレンゲ萎縮ウイルス(MDV)を媒介するためには、15℃で3. 4日以上の獲得吸汁を要する。スズカリなど一部のダイズ品種は、マメアブラムシを使ってウイルスを接種しても感染が起こらず、抵抗性...
要約 〔要約〕チューリップ微斑モザイク病は土壌糸状菌の一種であるOlpidium brassicae によって媒介される。数種薬剤の植え付け前土壌混和処理に本病に対する防除効果が認められ、同処理区ではO. brassicae 寄生...
CTLVの検定(大腸菌発現ASGV-CP抗血清利用)およびSDVの検定を同一条件下で効率的に行うためのELISA
要約 CTLVの検定(大腸菌発現ASGV-CP抗血清利用)およびSDVの検定を同一条件下のELISAで効率よく行うためには、磨砕液としてCBB-T(ツイーン20 0.05%加用0.05Mカーボネート緩衝液、pH9.6)を使用し、サンプル汁とコン...
要約 2種類のサブグループからなるキュウリモザイクウイルスについて、それぞれのサブグループに特有な塩基配列を見いだし、その配列を利用して両者を識別して検出する遺伝子診断法を開発した。 背景・ねらい キ...