青立ちが少なく豆腐加工に適しただいず新品種候補系統「はつさやか(旧系統名 四国1号)」
要約 だいず「はつさやか」は「サチユタカ」より早生で、6月播では青立ちの発生が少なく、大豆-麦2毛作体系に適する。外観品質は良好で、蛋白質含有率が高く豆腐加工に適するほか、味噌、煮豆、納豆の加工にも適...
合成フェロモンを利用してホソヘリカメムシのダイズ圃場への侵入時期を把握できる
要約 ダイズ圃場に設置したホソヘリカメムシの合成フェロモンにはダイズの開花後に成虫が大量に誘引される。フェロモントラップの誘殺ピークと前後し圃場内の成虫密度が上昇することから、本誘引現象は、成虫のダ...
イチモンジカメムシ合成フェロモン3成分は野外で雌雄成虫および幼虫を誘引する
要約 イチモンジカメムシフェロモン3成分の合成物は野外においてイチモンジカメムシの雌雄成虫および幼虫を誘引する。同フェロモンは秋期に発生する生殖休眠成虫に対しても誘引性を示す。 キーワード イチモンジ...
キイカブリダニはアザミウマ類に対する捕食能力と増殖力に優れた土着天敵である
要約 キイカブリダニは、果樹と野菜の重要害虫であるアザミウマ類に対して高い捕食能力を示す土着天敵である。室内実験では48時間以内にチャノキイロアザミウマ1令幼虫を20頭捕食し、他のカブリダニ類に比べて高...
だいず「フクユタカ」よりハスモンヨトウ抵抗性が強い新品種「フクミノリ」
要約 だいず「フクミノリ」は、ハスモンヨトウ抵抗性遺伝子をDNAマーカーを利用して「フクユタカ」に導入した系統である。成熟期、収量、子実の外観、成分は「フクユタカ」と同等であり、豆腐に適する。 キーワー...
要約 だいず「すずかれん」は葉焼病と食葉性害虫のハスモンヨトウに抵抗性を有する。「すずおとめ」より晩生で、百粒重がやや大きい納豆向けの系統である。 キーワード ダイズ、葉焼病、ハスモンヨトウ抵抗性、納...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
要約 水田転換畑でのヒマワリ栽培において、既存の麦・大豆用播種機に密植を防ぐヒマワリ種子用ロールを装着し、湿害を回避できる簡易畝立て同時播種方式と組み合わせることにより、適切な苗立間隔を確保でき、子...
ドリフト低減ノズル及び遮へい作物による農薬飛散低減と大豆病害虫防除効果
要約 ブームスプレーヤを用いた大豆の薬剤散布において、ドリフト低減ノズルを用い、「ゴールドソルゴー」を遮へい作物として栽培すると、防除効果はほぼ同等で薬剤の飛散量を慣行ノズル(遮へい作物なし)の10分...
要約 短日で飼育した性的に未成熟なホソヘリカメムシ雄成虫は同種他個体を誘引せず、フェロモン成分を保持しない。 キーワード ホソヘリカメムシ、フェロモン、雄成虫、休眠、ダイズ 背景・ねらい カメムシ類雄成...
要約
大豆品種「あやみどり」は「在来青大豆」に比べて、成熟期が早く倒伏しにくく、コンバイン収穫に適応し、品質が優れ鮮やかな緑色の豆腐に加工できることから、準奨励品種に採用する...
畑作酪農地帯における畑作受託による酪農コントラクターの運営安定化対策
要約 十勝管内A町農協コントラクターは、飼料作に加えて畑作からの受託を行うことで年間作業量の平準化を可能にするとともに、採算性を高めている。こうした展開には関連部署との連携に加え、作業精度向上、適期...
要約 栄養生長期のダイズでは、最も影響を受けやすい第2本葉期でもマルカメムシ成虫40個体/株以上でのみ主茎長が短縮する。影響の程度は、早期、長期間、高密度であるほど大きい。なお、程度はさらに低いが、総...
要約 2008年夏北海道内の広域においてダイズやニンジンなど多種類の作物を加害する見慣れないチョウ目幼虫が多発生しました。羽化させた成虫を詳細に調べたところ、これまでわが国では害虫としての記録がないヘリ...
フライトミルとスピードガンを組み合わせて昆虫の飛翔可能距離を推定する
要約 スピードガンを用いて、野外における自由飛翔に近い状態で昆虫の飛翔時の速度を計測し、その飛翔速度にフライトミルで得られた飛翔時間をかけあわせることによって昆虫の潜在的な最大飛翔可能距離が推定でき...
ホソヘリカメムシ成熟雄成虫に誘引された雄成虫もフェロモン協力成分を保持する
要約 フェロモン必須成分を持つ成熟したホソヘリカメムシ雄成虫に誘引された被誘引雄成虫は、複数成分から構成されるフェロモン成分のうち協力成分のみを保持する。 キーワード ホソヘリカメムシ、フェロモン、雄...
飛散防止カバー付き畦間散布装置を用いた除草剤の低飛散・畦間散布技術
要約
イチモンジカメムシ雄成虫が放出するフェロモンは配偶行動に関与している
要約 イチモンジカメムシ雄成虫のフェロモン生成は交尾行動や生殖器官の発達と強く連動している。また、休眠雄成虫は交尾行動を示さず、フェロモン成分も保持していないことから、フェロモンの機能は配偶行動に関...
要約 ダイズ子実子葉部に黒色壊死を呈したカメムシ吸汁被害粒から子のう酵母を分離し、本菌が海外でダイズにyeast spot diseaseを起こす知見があるが、わが国では未記録であるEremothecium coryliと同定した。ま...
ダイズの連作年数とマメシンクイガおよびフタスジヒメハムシによる被害の関係
要約 ダイズにおける子実害虫の被害は、フタスジヒメハムシとマメシンクイガによるものが多く、マメシンクイガの被害は連作4年目以降に多くなる傾向にあり、フタスジヒメハムシによる被害は作付け初年目から多い...