中山間地域における促成イチゴの長期採り栽培のための施設、資材の利用
要約 防虫網2mmと遮熱資材の併用または、防虫網1mmを用いたオープンハウスの利用により、促成イチゴの長期採り栽培において、果実温を下げ7月にも硬い果実を生産できる。またアブラムシ、アザミウマおよびハダニ...
要約 ハダニの天敵であるミヤコカブリダニ、チリカブリダニ、ケナガカブリダニに対して、悪影響のない農薬として、殺虫剤11種類、殺ダニ剤3種類、殺菌剤2種類が選択され、これらはナスをはじめ各作物でのIPM...
ミカンキイロアザミウマに対するタイリクヒメハナカメムシの探索行動
要約 ミカンキイロアザミウマに対するタイリクヒメハナカメムシの雌成虫の探索行動に、寄主植物のイチゴの葉や花から発生する揮発性物質と植物体上に残されたミカンキイロアザミウマ(残渣)由来の物質が関与する...
要約 寄生した苗や鉢物の持ち込みなど発生源への注意、発生の早期発見、化学的防除を主とした密度抑制、冬期間のハウスビニール除去による越冬阻止等を組合せることで本種の防除が有効に行える。 キーワード ミカ...
還元消毒による施設土壌病害虫の防除と糖蜜を用いた下層土消毒法
要約 フスマ、米糠を用いた還元消毒により作土層が消毒され、イチゴ萎黄病、ホウレンソウ萎凋病の防除に有効である。糖蜜の土壌潅注で下層土の消毒も可能となり、トマト萎凋病、ナス半身萎凋病の防除に有効である...
要約 網室のおがくずベンチにおける夏期イチゴ育苗に発生するハダニは、チリカブリダニを親株当たり5頭~20頭の放飼で防除が可能である。 キーワード イチゴ、チリカブリダニ、ハダニ、天敵、育苗、夏期 背景・...
要約 栽培初期(ビニル被覆後)に殺ダニ剤を使用した後にチリカブリダニを放飼し、その後は、1~2ヶ月の間隔で追加放飼を行うことで、ハダニ類を栽培後期まで低密度に抑制できる。 キーワード イチゴ、殺ダニ剤、チ...
イチゴ育苗期における減農薬栽培病害虫防除モデル体系の経済性評価
要約 イチゴ苗生産における減農薬栽培病害虫防除モデル体系の導入は、慣行防除体系に比べ労働時間が68.3時間短縮することになり、それにともなう苗生産費用22,525円の低減につながる。 キーワード イチゴ、減農薬...
イチゴのハダニ防除に天敵を継続的に使用している生産者の技術評価
要約 イチゴのハダニ防除に天敵を継続的に使用している生産者は、天敵を使って栽培したイチゴの品質や収量は慣行防除と同等であると評価している。また、薬剤散布時期の判断が容易であることや薬剤価格について天...
要約 イチゴ苗に寄生したミカンキイロアザミウマは47℃の温湯に5分間浸漬処理することにより完全殺虫ができる。ポリ水槽(350l)に投げ込み式ヒーターを組み合わせた装置で簡便に処理ができる。 キーワード イチゴ苗...
促成栽培イチゴにおけるハダニ類の天敵チリカブリダニの利用方法
要約 促成栽培イチゴにおいて、捕食性天敵のチリカブリダニを10月下旬~11月上旬、11月下旬~12月上旬および1月下旬~2月上旬の3回、1回につき10a当たり2,000頭を放飼することで、ハダニ類の発生を4月まで低く抑...
要約 イチゴ「群馬2号」は高温期でも果実が硬く、5℃以下低温遭遇量450時間で保温を開始する半促成栽培に適する。「群馬3号」は大果で食味が良く、休眠が浅いため促成栽培に適する。 キーワード イチゴ、群馬2...
要約 イチゴ苗に寄生したミカンキイロアザミウマを臭化メチルくん蒸法により防除することにより、本虫未分布地への持ち込みを防ぐことができる。 キーワード イチゴ苗、ミカンキイロアザミウマ、臭化メチルくん蒸...
要約 〔要約〕ミカンキイロアザミウマは、低温における絶食耐性が高く、0℃以下での低温耐性も高い。一方、40℃以上での高温耐性が低い。 キーワード ミカンキイロアザミウマ、絶食耐性、低温耐性、高温耐性野菜・...
要約 ナナホシテントウ及びナミテントウの若齢幼虫は、殺虫剤のほか数種の殺ダニ剤、殺菌剤に対して薬剤感受性が高い。特にフェンピロキシメート水和剤はナミテントウ若齢幼虫に対して高い殺虫性を示す。 背景・...
イチゴ炭疽病無病徴感染親株における菌の動態と雨よけによる苗立枯れの防除
要約 イチゴ炭疸病無病徴感染親株において、病原菌はランナー発生直前の4月中旬にはすべての部位に存在し、隣接株へ伝染する。本病の伝染期間である育苗期に雨よけを行い、薬剤防除と組み合わせると、苗の発病(...
要約 畦畔植生の省力管理に利用可能な地被植物として、草高が低く、地被能力に優れる、シバザクラ類、ローマンカモミール、アークトテカなど24草種を選定した。 背景・ねらい 中山間の急傾斜地域では水田の基盤...
要約 ミカンキイロアザミウマ成虫の施設内への侵入抑制には、目合い 1.0mm以下の防虫ネットやアルミ蒸着フィルム混紡ネットによる開口部被覆及び紫外線カットフィルムの全面被覆が効果が高い。 背景・ねらい 愛知...
ククメリスカブリダニをイチゴに定着させるための放飼時期の決定
要約 ミカンキイロアザミウマのイチゴへの定着前に天敵のククメリスカブリダニを定着させて防除効果を上げるための、ククメリスカブリダニの放飼時期を明らかにした。 背景・ねらい イチゴは栽培温度が低いため、...
タイリクヒメハナカメムシによるイチゴのミカンキイロアザミウマ防除
要約 タイリクヒメハナカメムシの株当たり1頭2回放飼は、イチゴの難防除害虫であるミカンキイロアザミウマの発生を長期間抑制し、果実の被害防止効果も高かった。 背景・ねらい 1991年に県内で初確認されたミカン...