要約 東北地方北部におけるナシマルカイガラムシ歩行幼虫の発生時期は6月下旬~7月下旬、8月下旬~9月下旬の2回で、歩行幼虫の発生時期は一定の有効積算温度に達した時期と一致する。 キーワード ナシマルカ...
光反射資材を織り込んだ防虫網展張による微小害虫の施設内侵入抑制効果
要約 イチゴ四季成り栽培施設において、光反射資材を織り込んだ防虫網を施設開口部に展張することで、アザミウマ類やアブラムシ類の侵入を抑制できる。 キーワード アザミウマ類、アブラムシ類、イチゴ四季成り栽...
アブラナ科野菜害虫類に対する昆虫病原糸状菌3種混合散布の防除効果
要約 宿主範囲の異なる昆虫病原糸状原菌Paecilomyces fumosoroseus,Beauveria bassiana, Nomuraea rileyiを混合して散布すると,アブラナ科野菜圃場内に発生する複数の害虫類を同時に防除できる。 キーワード ...
要約 イチゴの夏秋期施設栽培において、ハダニ類防除に天敵ミヤコカブリダニを放飼し、アザミウマ類の侵入抑制に近紫外線除去フィルムおよび防虫ネットを用いることを核とした防除体系により、化学合成殺虫剤の投...
ホソヘリカメムシ雄成虫の同種他個体に対する誘引性には個体間差がある
要約 ホソヘリカメムシ雄成虫のフェロモンの成分量および構成比には個体間差があり、必須成分のtetradecyl isobutyrateを保持せずに協力成分のみを保持する個体がいる。雄成虫の誘引数は、tetradecyl isobutyra...
ミカンハダニの有力天敵ミヤコカブリダニは九州のカンキツ園に広く発生している
要約 ミカンハダニに対する有力な天敵として注目されているミヤコカブリダニは、九州地域の慣行防除および減農薬カンキツ園にも広く発生しており、生物的防除資材として活用が期待できる。 キーワード ミヤコカ...
要約 傾斜地茶園でもトートリルア剤(商品名:ハマキコン-N)を、周囲5.4mに250本/10a、その内側は150本/10aの割合で処理するとチャノコカクモンハマキ雄成虫に対して交信かく乱作用を示し、チャノコカクモンハマ...
要約 ダリアの茎頂培養苗は、挿し芽時の発根と初期生育に優れる。1対の展開葉を付けた穂木の 128穴セルトレイへの挿し芽により、2~3週間で定植苗が得られ、培養苗1個体から当年内に100球以上の 種球が得られ...
要約 チビクロバネキノコバエBradysia agrestis Sasakawaが貯蔵中の種子用ショウガ根茎を 加害することを初めて確認し、貯蔵前に20℃で48時間または25℃で24時間、濃度95 %以上の二酸化炭素で くん蒸処理すること...
キーワード 水稲、減農薬・減化学肥料栽培、栽植密度、トビイロウンカ 背景・ねらい 福岡県では、消費者の安全・安心志向に対応するため、減農薬・減化学肥料栽培の認証制度を制定し、米の認証基準(化学肥料由来...
要約 日本でのウンカトラップ誘殺データ数を用いて後退軌道解析を行い、、飛来源を推定する。その地点のにおけるの日最高・最低気温有効積算温度を用いて1,21,2世代前の飛来日を推定する。その飛来日から後...
暖地の促成栽培イチゴにおけるカブリダニ類を用いたハダニの防除
要約 暖地の促成栽培イチゴにおいて、ミヤコカブリダニおよびチリカブリダニのスケジュール放飼と選択的農薬を組み合わせることでハダニ類を効率的に防除できる。 キーワード 促成栽培イチゴ、チリカブリダニ、ミ...
ハウスミカンにおける物理的防除資材によるアザミウマ類の果実被害軽減
要約 ハウスミカンにおいて近紫外線カットフィルムをハウスの屋根に使用し、側窓部に1mm防虫ネットを用いるとアザミウマ類のハウス内への侵入数や果実の被害を低く抑えることができ、果実品質にも問題ない。 キー...
要約 チャノコカクモンハマキのオスは、メスの性フェロモン信号の成分であるZ11-テトラデセニルアセテート(Z11-14:Ac)を交信撹乱剤として使用し続けたことにより、しだいにZ11-14:Acがなくてもメスに引き寄せら...
秋ソバのハスモンヨトウ防除のための黄色高圧ナトリウムランプ利用法
要約 黄色高圧ナトリウムランプによる夜間照明により、秋ソバに発生するハスモンヨトウ個体数を抑制することができる。 キーワード ソバ、ハスモンヨトウ、黄色灯、黄色高圧ナトリウムランプ、害虫防除 背景・ね...
宿根アスターを加害するウリハムシ類の農業用光反射シートを用いた防除
要約 登録農薬が少ない宿根アスターの害虫であるウリハムシ類成虫に対し、栽培ほ場の畝間にアルミ蒸着シートを設置することで、ウリハムシ類の被害を軽減できる。 キーワード 宿根アスター、ウリハムシ、アルミ蒸...
要約 アオバハゴロモの薬剤感受性は薬剤により大きく異なり、成虫、老齢幼虫ともにDMTP乳剤に高い感受性を示す。 キーワード チャ、アオバハゴロモ、薬剤感受性、DMTP乳剤 背景・ねらい 近年、アオバハゴロモの生...
静岡県における施設トマトのハモグリバエ類のエンドウ由来土着寄生蜂による防除
要約 トマトとエンドウのハモグリバエ類の土着寄生蜂は共通する種が多く、エンドウを刈り取り施設内に投入してトマトのハモグリバエ類を防除できる。土着寄生蜂に影響の少ない農薬と組み合わせることにより、トマ...
水稲複合抵抗性品種「彩のかがやき」を核にした環境負荷低減型のIPM栽培事例
要約 埼玉県において病害虫複合抵抗性品種、温湯消毒、肥効調節型肥料の苗箱施用(苗箱まかせ)、ケイ酸資材(イネルギー)、要防除水準に基づいた化学的防除を組合せることで、水稲IPMの概念の活用による減農...
要約 ハーブ類を栽培している大型施設(1,000m2規模)において、複合交信撹乱剤(アルミゲルア・ウワバルア・ダイアモルア・ビートアーミルア・リトルア剤)を200本/10a設置することにより、ハスモンヨトウ及びコ...