Erysiphepolygoni型のOidium sp.によるうどんこ病に対するダイズの品種抵抗性
要約 大分県に新発生したダイズうどんこ病はErysiphe polygoni型のOidium sp.に起因するものである。本病に対しダイズ品種・系統の抵抗性には顕著な差異があり、「越前みどり枝豆」は罹病性、「むらゆたか」、「...
要約 茶園におけるクワシロカイガラムシの発生には,品種・系統間差異が明らかに認められ,「うんかい, みねかおり, みなみさやか」にはほとんど発生しない。宮崎県総合農業試験場茶業支場・育種科 背景・ねらい 茶...
要約 本田の任意のイネ株にいもち病菌を無傷接種する方法を考案した。夜間に長波透過率の高い透明ポリエチレン被覆資材でイネ株を覆い、イネ体の放射冷却を妨げずに湿度を保つことによりイネ葉面に結露を生じさせ...
リンゴ培養シュートへの放射線照射突然変異によって斑点落葉病抵抗性を選抜
要約 リンゴの重要病害である斑点落葉病に対して感受性の品種の培養シュートへ放射線照射して突然変異を誘起した。これらの個体から、本病の宿主特異的毒素処理ならびに病原菌接種により、抵抗性に変異した系統を...
揮発性静菌物質生産糸状菌によるパセリうどんこ病の防除(研究)
要約 未同定糸状菌Kyu-W63菌は、揮発性抗菌物質を生産してパセリうどんこ病菌の胞子発芽を抑制するとともに、設施内のパセリうどんこ病の防除にも効果を示す。 キーワード Kyu-W63菌、揮発性抗菌物質、設施、パセ...
要約 品種・系統間の好き嫌いをシャーレ内の幼虫の摂食量で判定する室内選好性選抜法により、ハスモンヨトウ抵抗性を有する大豆品種の育成が可能である。九州農業試験場・作物開発部・大豆育種研究室 背景・ねら...
コマツナ萎黄病のリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を用いた防除
要約 コマツナ萎黄病に対して、クロルピクリンテープ剤は十分効果が認められ、また抵抗性品種としてあゆみ、楽天の発病が少なく、土壌へリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を添加すると発病抑制効果が...
要約 1997年時点での北海道におけるほうれんそうのべと病菌は殆どがレース4である。ほうれんそう84品種・系統を検定したうち22品種がレース4に対して真性抵抗性である。マンゼブまたはポリカーバメイト水和剤を子...
要約 ばれいしょ「根育29号」は疫病圃場抵抗性の極めて強い食用ばれいしょである。疫病無防除栽培においても茎葉の罹病はわずかであり、収量や品質の低下は非常に少ない。またジャガイモシストセンチュウ抵抗性で...
暖地二期作向けのジャガイモシストセンチュウ抵抗性ばれいしょ新品種候補系統「西海26号」
要約 ばれいしょ「西海26号」は、早生で早期肥大性に優れ、いもの外観・食味が優れる暖地二期作向けの食用系統である。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、そうか病や葉巻病・Yモザイク病などのウイルス病...
要約 在来のとう菜「勝山水菜」に根こぶ病抵抗性のカブ「77b」を交雑し、「勝山水菜」への戻し交雑によって根こぶ病抵抗性を付与した品種である。 背景・ねらい 福井県勝山市で栽培されている「勝山水菜」は、雪...
根こぶ病抵抗性ダイコンの栽培・すき込みによるハクサイ根こぶ病の防除
要約 ハクサイの前作に小瀬菜ダイコンやCRダイコン等の根こぶ病抵抗性ダイコンを栽培してすき込むことでハクサイ根こぶ病の発生が顕著に抑制され、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ産地では連...
要約 ハクサイの根部エンドファイトであるHeteroconium chaetospiraは、圃場試験においてハクサイ根こぶ病の発病を抑制した。本菌は主に根端付近より侵入し、細胞内に定着していた。 背景・ねらい 茨城県南西部は...
要約 セリ(島根みどり)のプロトプラスト培養で、島根みどりと形態に差が無くセリ葉枯病(病原菌:Septoriaapiicola)に対し強い抵抗性を示す培養変異個体が得られた。 背景・ねらい 宮城県内で栽培されるセリの主要...
要約 圃場における葉いもちの初発は圃場抵抗性の強弱で品種間差がないが,強品種では病斑の伸展が弱品種よりも遅く,さらに穂いもちの発病が少ない。「奥羽351号」などの抵抗性品種は弱品種の5回防除以上の効果があ...
要約 チャの輪斑病抵抗性は、独立した2つの作用の異なる優性な抵抗性遺伝子、Pl1、Pl2によって支配されている。Pl1は高度抵抗性を支配する遺伝子、Pl2は部分抵抗性を支配する遺伝子であり、Pl1はPl2に対して上位...
要約 圃場における葉いもちの初発は圃場抵抗性の強弱で品種間差がないが、強品種では病斑の伸展が弱品種よりも遅く、さらに穂いもちの発病が少ない。「奥羽351号」などの抵抗性品種は弱品種の5回防除以上の効果が...
要約 倒伏や縞葉枯病・いもち病に強く、良質で良食味の水稲新品種「岐系108号」を育成した。本品種の普及により、生産安定と作期の拡大により低コスト化が図られ、一方で、減農薬により環境に優しく安全な食品の...
要約 縞葉枯病、ツマグロヨコバイ、トビイロウンカ(Bph-1)及び穂いもちに抵抗性の病害虫複合抵抗性系統「愛知97号」を育成した。熟期は「葵の風」並で育成地の熟期区分では中生で収量性が高く、外観品質、食味...
要約 いもち病圃場抵抗性の強い品種は、圃場抵抗性の弱い品種に比べて数回の薬剤散布を行った効果に匹敵し、薬剤散布回数の削減が可能である。圃場抵抗性の強い品種の発病抑制効果は、いもち病多発生年ほど大きい...