要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
NAC水和剤によるリンゴの摘果に影響を及ぼす要因と摘果効果の推定
要約 NAC水和剤処理によるリンゴの落果程度(摘果効果)は、処理した果そうの着果数と果そう葉数、処理後3日間の日最高気温の平均値および満開後3週間から1週間の日射量の影響を受け、これらを変数とする重回帰式に...
クロラントラニリプロールによるアリモドキゾウムシ・イモゾウムシの省力的防除
要約 サツマイモ栽培期間中のクロラントラニリプロール葉面散布によるアリモドキゾウムシ・イモゾウムシの防除効果は、慣行防除でのクロルピリホス株元施用と同等である。本剤のドローンによる散布は、散布時間を...
要約 カイコのbmGSTu2タンパク質の結晶構造解析から、酵素機能には5つのアミノ酸残基が必須である。ゲノム編集を用いた機能解析により、bmgstu2遺伝子の変異体では薬剤への感受性が増加したことから、
施設園芸用栽培ベッドを接触検出して自動直進する小型電動台車走行システム
要約 薬剤散布や運搬作業を省力化するために、栽培ベッドのフレームをローラで接触しながら検出し、栽培ベッドに沿って自動で直進する小型電動台車走行システムである。薬剤散布ノズルや荷台を装着し、無人で作業...
PCRのためのイネいもち病菌DNAの簡易調整法(Paper-Disc法)
要約 乾燥菌体培養ろ紙片を用い、PCRに利用可能な簡便なイネいもち病菌のDNA調整法を開発した。本法に使用する試薬はTEバッファーのみであり、DNA調整液は、本菌ゲノムにコードされる約1.5kbまでの断片が増幅可能...
麦類における出穂後尿素葉面散布は赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しない
要約 蛋白質含有率向上を目的とした出穂後の硬質小麦および二条大麦への尿素の葉面散布は、赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しない。また、尿素を赤かび病防除薬剤と混合散布しても、薬剤の効果は低下しない。 ...
要約 はと麦「はときらら」は早生の標準品種「はとじろう」より熟期が早く、草丈が短く、収量性は同等かやや多収である。極短稈であるため、機械収穫作業が容易である。 キーワード はと麦、極早生、極短稈、機械...
要約 リンゴ新品種「もりのかがやき」は、「つがる」と「ガラ」の交雑実生から選抜された中生の黄色品種である。大果で甘味が多く、酸味が少なく、食味に優れる。果実の日持ち性が良く、収量は多い。 キーワード ...
農薬自動混合装置付防除機を活用した少量散布によるバレイショ防除の省力化
要約 農薬散布後の洗浄が簡単な自動混合装置は最大12%以内の誤差で薬剤を希釈できる。バレイショの少量散布防除を7ha規模で試算すると慣行防除の年間作業時間を67%に短縮できる。 キーワード バレイショ防除、自...
飼料用稲「べこごのみ」の湛水直播栽培によるWCS全刈り乾物収量10t穫り体系
要約 寒冷地北部の日本海側に適した飼料用稲新品種「べこごのみ」を用いると、大区画圃場におけるWCS全刈り乾物収量は、湛水直播栽培技術による9月上旬から中旬の収穫で10t/haの生産を安定して得られる。 背...
要約 2畦用畦立マルチャを基軸にトラクタバッテリ電源を利用した作業機を組み合わせることにより、焼酎原料用サツマイモの植付前作業の作業可能面積は約2倍に拡大できる。加えて、燃料費、労賃削減と、資材の畦内...
要約 「Aldenham Purple」、「Midget」、「Snowdrift」に対して花弁落花直後又は休眠期に前年枝の数芽を残して、強く切り返すと、40 %程度以上の腋花芽着生率を確保できる。また、この剪定法においては、受粉専...
在来草種への植生転換と多段テラスによる大規模畦畔法面の省力管理システム
要約 大規模畦畔法面の植生管理システムは、草刈り管理に適した在来草種への植生転換、作業の足場となる多段テラスの造成及び軽労型法面草刈機による草刈り作業の組み合わせで構成される。植生の転換後は草刈り等...
要約 無人ヘリ防除では、株元への薬剤散布液の到達量は草冠部より少ないが、セジロウンカ、トビイロウンカに対する防除効果が認められる。株元への薬液の到達量、防除効果ともに出穂前後、散布時刻で大きな差は認...
シバ混在畦畔における薬剤散布と草刈りによるシバ優占植生への誘導技術
要約 シバが混在する畦畔では、抑草剤および除草剤の散布と草刈りを併用することにより、2~3年でシバの優占化が可能となる。シバが優占化した畦畔では、以後の草刈り作業が年2回程度で済み省力化できる。 キ...
要約
Aphanomyces cochlioides遊走子接種によるテンサイ苗立枯病抵抗性検定手法
要約
要約 耕うん同時畝立て施肥播種機を基幹としたエダマメの省力機械化体系は、慣行体系と比較して播種工程で80%、作業全体で56%の省力化率となり、作業負担度が81%減少する。本体系の損益分岐点面積は5.7haと試算さ...
イチゴ品種「さちのか」の長崎型高設栽培における主要害虫の発生特性
要約 イチゴ品種「さちのか」の長崎型高設栽培においては、アブラムシ類とハダニ類が地床栽培に比べて発生が多い。一方、ハスモンヨトウは10月下旬以降になると地床栽培より少なくなる傾向にあり、アザミウマ類は...