微生物資材を利用した露地野菜栽培では特定の販売ルート確保がポイント
要約 EM資材等微生物資材を積極的に導入している神奈川県三浦半島地域の露地野菜作について、その経済性を検討する。その結果、10アール当りの販売金額は調査事例の73%が慣行の水準を越えており、特定の販売ル...
要約 地場農産物直売施設は、集客範囲が広い「レジャー型」施設では、特産的商品や安全な商品を揃え、周辺施設を充実させること、利用頻度の高い利用者が多い「日常利用型」直売施設では、価格設定や品揃えに留意...
要約 直売施設における消費者ニーズを販売方法に生かす販売改善支援手法を開発した。本手法は、販売方法に対する消費者と生産者の評価の乖離を定量的に示すことができる。また、販売方法の改善点およびその優先順...
要約 無農薬ハウス栽培でのコマツナの周年安定生産には、収穫量の多くなる3~9月に、輪作や太陽熱処理を組み込み、ハウス毎にコマツナを作付けしない期間を設けることで、害虫による食害が軽減され、出荷量も安定...
要約 花粉媒介昆虫(マルハナバチ)と天敵を利用した施設ナス栽培技術を導入すると、経営費が9%増加し、作業時間が18%減少する。同じ経営規模で慣行所得水準を維持するためには、4%以上の単価上乗せが必要とな...
要約 ストックにおいて、プロヘキサジオンカルシウムを茎葉散布することにより開花促進が可能である。処理濃度は10 ppm が適当である。 キーワード ストック、開花促進、プロヘキサジオンカルシウム 背景・ねらい...
要約 ポットカーネーションは、観賞照度が高いほど開花数が多くなり、葉の黄化や蕾の枯死が抑制されるため、品質が長く保持される。また、観賞前にBA(ベンジルアデニン)を散布すると観賞中の葉の黄化や蕾の枯死...
要約 ニホンナシ「新高」において、1月中旬に0.7%シアナミド液を散布すると同時に、4月下旬まで加温栽培すると、露地栽培より約80日間早い8月上旬出荷が可能になる。 背景・ねらい 8月上旬は贈答用果物の需要が...
要約 秋出しアレンジメント用アスターにおいて、本葉15枚展開期までに電照(深夜4時間の暗期中断)を始め、電照終了日を9月中旬~10月上旬(電照期間8~12週間)に設定することで10月に草丈70cm以上の切り花生産...
エセフォン処理した夏秋小ギクのジベレリンによる切り花長伸長法
要約 エセフォン処理による開花抑制効果を保ちながら、夏秋小ギクの切り花長を伸長させるためには、エセフォン処理終了日あるいはエセフォン処理終了10日後頃からジベレリン処理を行うのがよい。 背景・ねらい ...
太陽熱土壌処理並びに被覆資材を利用したとう菜の減農薬安定栽培技術
要約 とう菜栽培において、8月上旬に作畦後、は種前まで畦面を太陽熱土壌処理することで雑草発生が抑制され、除草剤散布が不要となる。また、は種直後から不織布べたがけし、間引きを1回で、ウイルス病や虫害が...
ミカンキイロアザミウマが原因するミディトマトの金粉症果(仮称)
要約 ミディトマトにおける金粉症果は、金色の微小な斑点が密集して金粉が降りかかったような外観になるもので、ミカンキイロアザミウマが果実を吸汁して表皮直下細胞が空洞化することが原因である。ミカンキイロ...
要約 コリヤナギ、セッカヤナギ、サンゴミズキの切り枝は、エテホン液剤の水溶液による水上げ処理で落葉が促進される。これにより慣行の手作業による摘葉に比較して出荷調整作業の大幅な省力化が図られる。 背景...
ウンシュウミカンの新栽培システムによる高品質果実生産と省力化
要約 ヒリュウ中間台、主幹形、畝立てマルチ栽培(無底)、マルチ開閉器、シェードタイベック、自在型スプリンクラー、防草シートの技術を総合的に組み合わせたウンシュウミカンの新栽培システムは、高品質果実生産...
要約 ホウレンソウの品質や価格について、生産者と消費者とのギャップを事例的に把握した。無農薬のホウレンソウについては、消費者は通常価格の2割高で購入してもよいとしているが、生産者はさらに高い価格を希...
要約 ブロイラーの出荷5週間前から休薬飼料に乳酸菌製剤を添加すると、飼料消費量が増え、飼料要求率も悪くなるが、抗体価の上昇と遅延型皮膚過敏反応が顕著になり、免役能の活性化が認められる。 背景・ねらい ...
中山間地のシクラメン栽培における葉組み作業は、摘葉処理で著しく省力化する
要約 中山間地シクラメン栽培で多大な労力を要する葉組み作業に対し、摘葉処理は著しく省力化でき、しかも草姿が改善され、高品質化できる。摘葉は8月上旬から月中旬にかけて、老化葉を中心に3割程度1回行い、適...
要約 ハクサイ品種T741は、黄芯で品質に優れ、ハクサイ黄化病に対して耐病性を有し、本病の少~中発生条件の圃場では、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ黄化病は、本県のハクサイ安定生産を図...
「ラ・フランス」より早く出荷できる西洋なし新品種「越さやか」
要約 「バートレット」に「ラ・フランス」を交雑して西洋なし新品種の「越さやか」を育成した。収穫適期は9月下旬で、10月上旬から可食期となる中生品種であり、食味は甘酸に富んで良好である。花芽着生が良く早...
培養変異により早期出荷向きの良質なショクヨウギク「越天楽」を育成
要約 黄色花弁のショクヨウギク在来系統(通称:寿)を用い、組織培養による変異誘発処理を行い、植物体を作出した。その中から黄色花弁で早生形質、良食味のものを選抜後、特性検定を実施し、「越天楽」を育成した...