水稲の打込み式湛水土中点播栽培における出芽・苗立ち向上のための初期管理技術
要約 水稲の打込み式湛水土中点播栽培では、播種当日に代かきを行い、打込み速度8~14m/sで播種することにより、出芽深度が確保できる。さらに播種後から出芽揃い期までの落水管理によって浮苗が防止され、苗立ち...
リアルタイムキネマティックGPSをレベルセンサとして用いた均平作業
要約 リアルタイムキネマティックGPS(RTKGPS)をレベルセンサとして用いてレベラを位置制御して均平作業を行うと、従来のレーザ方式での圃場ごとの煩雑な機械設置手間がなくなり、広域での効率的かつ高精度の均...
秋季代かきと播種同条施肥による水稲麦間不耕起直播栽培の省力安定化
要約 小麦播種前の秋代かきによって前作残さがすき込まれほ場が均平になるため、水稲の播種精度が向上し出芽・苗立ちが安定する。さらに、ヒエなどの夏雑草が減少し除草剤の効果が高まる。また、水稲播種時に基肥...
要約 水稲「キヌヒカリ」の無代かき直播においては、播種前に耕耘を行い、乾土状態で酸素供給剤粉衣種子を散播する。播種後1日間湛水することで土塊が崩壊し、種子が覆土され、その後落水を8日間行うことで苗立が...
要約 大区画水田において、愛知式不耕起播種機を用い、冬季代かき不耕起乾田直播を基幹とした省力水稲作業技術体系を検証した結果、ほ場作業時間は16.4時間/haとなり、成熟期の異なる品種の組み合わせにより個別...
要約 湛水点播直播栽培において、苗立ち後の4葉期に落水することで地上部の乾物重は低下するが、落水前後の根は、湛水管理と比較して最大根長伸長量が約30%、根の乾物重増加量が約10%重くなり、生育初期の根の充...
東北地域の水稲湛水直播における直播後落水管理の効果と適用条件
要約 湛水直播の播種後落水管理は、出芽促進剤利用、播種深度3~10mm、播種後積算気温が90度C以上となるまでの継続を条件とし、播種後20日間の平均気温13.5度C以上の条件で苗立ち安定化に有効である。但し、後発...
要約 水稲の湛水直播栽培におけるカルガモによる被害は、播種様式や播種後水管理等の耕種的対策を組み合わせることにより、無被害圃場の5~10%程度の減収に軽減できる。 背景・ねらい 水稲の湛水直播栽培では、播...
要約 水稲の移植栽培と直播栽培を組み合わせて作業が可能かどうかを、簡易な入力データを用いて作業シミュレーションし、日別作業計画表にも利用できるプログラムを表計算ソフトにて作成した。 背景・ねらい 水田...
要約 水稲湛水散播栽培において、播種後落水出芽を行うことにより播種後25日間の平均最高気温19度Cの条件下でも70%の苗立ち率確保が可能である。この時期は山形県内陸平坦部で4月25日頃となるが、秋耕や早めの春...
要約 湛水直播栽培において農家が既存の農業機械を利用して、安定した出芽・苗立ちと耐倒伏性を得るために、植付部を取り外した乗用田植機に作溝器を装着し、作溝後に動力散布機で播種する簡易播種法を開発した。...
要約 M字型潤土直播栽培体系は、大区画水田を対象とした乗用管理機によるワンマンオペレータを前提とする機械化一貫栽培体系で、投下労働時間は73.5h/haと省力的であり、かつ収量の安定した栽培体系である。 背...
要約 落水出芽法による湛水直播水稲は、慣行出芽法に比べて、根張りが良く、初期生育が旺盛なため、除草剤の薬害が軽減される。また、落水出芽法では、水稲 1.5葉期以降に数種移植用除草剤利用の可能性があること...
要約 大型機械による作業に好適な圃場の区画形状は、長辺200mの100a区画であり、最大200aまでである。また、雑草・病害虫防除作業のために水を補給する枡を設置する。 背景・ねらい 稲作の移植栽培、乾田直播栽培...
要約 愛知式不耕起播種機による水稲不耕起乾田直播では、小麦や水稲収穫後 給水可能な時期に夏・秋季代かきすることによって、高い播種精度と苗立ち率が得られる。また、冬季代かき田での不耕起直播栽培と同様な...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機を用いた水稲不耕起乾田直播栽培
要約 ディスク駆動式汎用型不耕起播種機による水稲不耕起乾田直播栽培は、普通期移植地帯での大幅な省力化と生産費の削減を可能とする。播種適期は4月下旬から5月中旬で、「岐108号」を用いた全量基肥栽培では移...
要約 コシヒカリを用いた代かき同時土中点播機利用の湛水土中直播栽培は、表面散播栽培より耐倒伏性が向上し移植並となり、移植に近い収量が得られる。 背景・ねらい 本県の直播栽培面積は平成10年現在110haで漸...
要約 代かき後田面を固め、市販の湛水土中条播機を改造した播種機を用いてV字型の播種溝 を成形し播種を行う直播栽培法を確立した。播種後に一時的に湛水することで種子が軽く覆土される。その結果、種籾に酸素供...
代かき同時土中点播直播による水稲品種「ヒノヒカリ」の安定栽培技術
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」の代かき同時土中点播直播栽培において、播種量10a当たり乾籾で約3kg、条間30cm、株間20cmとし、過酸化石灰被覆籾を代かきと同時に点状に打込み、約1週間落水管理を行うと苗立ち率や...
要約 大規模稲作農家の大区画ほ場における、直播適応性が高い「つくし早生」を用いた湛水土中直播栽培では、1ヘクタール当たりの労働時間は72時間で移植栽培の70%以下と省力的であり、移植栽培と同等の収量・品質...