関東におけるトウモロコシ二期作の栽培適地と限界地帯における生産性
要約 関東のトウモロコシ二期作の適地は2作目相当期間の有効積算温度(10℃基準)が1,200℃以上の地域である。同1,100~1,200℃の限界地帯でも二毛作よりTDN(可消化養分総量)収量が10%程度向上し、生産費も5%程度削減...
要約 機械収穫したイアコーンは細断型ロールベーラで密封梱包でき、1年間保存可能な良質サイレージができる。TDN含量は約80%DMで圧片トウモロコシの代替に約2kgDM/日は泌乳牛に給与できる。収量905kgDM/10a以上で...
汎用型飼料収穫機による自脱コンバインから排出される稲わらの収集
要約 牧草用アタッチメントを装着した汎用型飼料収穫機にホイールレーキを取り付ける改造を施すと、自脱コンバインから無切断で排出される稲わらを、90%程度の回収率、22~33a/hの作業能率で収集でき、高密度なロ...
二毛作で収量の安定確保と作業時間・コスト削減が可能なトウモロコシ簡易耕播種
要約 夏作トウモロコシの播種においてディスクハロによる簡易耕とトリプルディスク方式の不耕起播種機を組み合わせることで、冬作ライムギの収穫跡地における作業でも軽労化の達成と耕起播種と同程度の収量確保が...
圃場情報および利用管理の一元化はコントラクタの収穫作業効率を改善させる
要約 分散圃場の収穫を担うコントラクタでは、圃場情報および利用管理の一元化を行うことにより収穫機械の圃場間移動距離と圃場間移動時間が短縮され、収穫作業効率(圃場間移動効率)が改善する。 キーワード コン...
汎用型飼料収穫機のコントラクタ等への導入の目安となる負担面積
要約 汎用型飼料収穫機と自走式ベールラッパでトウモロコシ、飼料イネ、飼料ムギを収穫調製する場合、一日あたりの作業可能面積が0.97~1.85haの条件下では、収穫調製費が作業受託料の想定額30,000円/10aを超えな...
暖地高標高地の耕作放棄地における飼料用トウモロコシの不耕起栽培技術
要約 暖地の標高800m程度の雑木等のない傾斜のある耕作放棄地において、前植生を刈払った後にトウモロコシの出芽前および生育初期に除草剤処理することで、平地の飼料畑と同様に飼料用トウモロコシを不耕起栽培で...
要約 収穫・細断機能を持ち、収穫部アタッチメントの交換により、青刈りトウモロコシ、予乾牧草、飼料イネ等の多様な飼料作物に1台で汎用的に対応できる自走式ロールベーラ。クローラ式走行部によりトラクタ作...
地域集団型の自給飼料主体TMR供給システムの設立運営方法と評価
要約 地域集団型の自給飼料主体TMR供給システムの設立検討時には、利用組合等との調整や農家の経営改善を支援する技術指導体制の整備に配慮する。運営時は特定の農家に負担がかからない体制、技術指導を取り入...
トウモロコシは不耕起栽培でも耕起栽培と同等の収量性が得られる
要約 黒ボク土圃場で不耕起栽培されたトウモロコシの初期生育、耐倒伏性、雌穂重割合、乾物収量は耕起栽培のそれらと同等であり、4年程度の継続であれば収量性に顕著な低下はみられない。また、不耕起栽培時の雑...
自走式細断型ロールベーラにより収穫した稲発酵粗飼料の飼料特性
キーワード 細断型ロールベーラ、稲発酵粗飼料 背景・ねらい 都府県向けに、1台の機械で、青刈りトウモロコシ、牧草、飼料イネの収穫に対応でき、高密度ロールの成形が可能な自走式細断型ロールベーラの開発が進...
要約 稲発酵粗飼料の評価は、給与対象牛により異なり、肉牛経営では発育や産肉性への効果が見られる育成牛に給与する経営で、酪農では自給飼料生産圃場が少なく家畜排せつ物の利用促進が課題となっている経営にお...
要約 とうもろこしサイレージ(CS)の切断長は熟期に関わらず19mmとし、糊熟期では破砕は必要なく、黄熟期、完熟期のローラ間隔は各々5、3mmが適切である。破砕処理CS多給でTDN自給率82%、一乳期8500kgの乳量が得...
要約 フォレージハーベスタ、細断型ロールベーラ及びコンバイン台車を組み合わせたことによって、青刈りトウモロコシ、牧草、飼料イネ等の収穫・細断・ロール成形が可能な自走式収穫機。アタッチメントの交換に...
完熟堆肥を連年施用した飼料畑下層における硝酸態窒素濃度の推移
要約 4年間、飼料畑に毎年完熟堆肥を原物重量で8t/10a施用し続け、硝酸態窒素の地下浸透状況を継続調査したところ、80cm深の土壌溶液は比較的低濃度で推移するが、硝酸態窒素は作土層下方まで浸透する。 キーワ...
要約 近赤外分析でのサイレージ中無機成分含量の推定 キーワード
背景・ねらい 近赤外分析法は迅速に成分含量を測定できるため粗飼料の一般成分の推定に広く用いられている。しかし無機成分の推定については...
要約 リバース走行可能な基幹トラクタに直装型のフォレージハーベスタを取り付けた飼料イネ予乾収穫システムである。基幹トラクタに直装したモーアにより飼料イネを刈取った後、フォレージハーベスタのピックアッ...
要約 自走式フレール型刈り取りロールベーラは飼料イネの他、牧草や飼料作物の収穫が可能であり、調製されたサイレージの貯蔵性は優れている。 キーワード 自走式フレール型刈り取りロールベーラ、サイレージ、貯...
要約 アメリカにおいては広範囲に遺伝子組換え農産物が作付けられているものの、気象条件や病害虫密度の差異から地域性が存在している。また輸出需要が増大している非遺伝子組換え農産物に関しては、情報技術の開...
アメリカ農業における垂直的調整の増大傾向とバイオテクノロジーとの関連性
要約 アメリカ農業では,垂直的調整が様々な作目で一般化すると共に,大規模経営において多用される傾向がある。また遺伝子組換え作物による品質改良作物の流通や,組換え農産物回避志向が,分別管理システムなど...