新たな食品表示基準に対応した遺伝子組換えダイズ混入の判定に係る公定検査法
要約 遺伝子組換え(GM)食品に関する表示制度について、2023年4月より、GM不使用表示の基準が現行の5%以下の意図せざる混入から不検出へと厳格化される。本改正に対応するため、新しい表示基準を満たしているか否...
飼料用米を活用した鶏肉の低コスト生産および鶏卵の高付加価値化
要約 養鶏における飼料用米の利用により、肉用鶏の低コスト生産が可能となり、特色ある鶏卵を生産することで高付加価値化が可能となる。生産される鶏卵に対する消費者の購入意識も高く、販売価格の増加による生産...
要約 トウモロコシ粉末試料について高速液体クロマトグラフ?高分解能質量分析装置(LC-HRMS)による分析を行い、トウモロコシ汚染主要カビ毒として知られる...
要約 遺伝子組換え(GM)食品の表示制度を科学的に検証する方法として検査法が公表され、広く利用されている。GMトウモロコシの種類の増加に対応できる検査法を開発する。一連の検査法は、2016年11月に消費者庁検査...
生産現場での肥育豚への玄米および甘藷残さの給与はトウモロコシの代替となる
要約 養豚の生産現場において、肥育後期豚への飼料用玄米と干し芋加工残さまたは芋ようかん残さの併給は、トウモロコシ主体飼料給与の豚と遜色のない飼養成績で、トウモロコシ主体飼料給与の豚とは背脂肪の脂肪酸...
世界の穀物生産に影響を及ぼす干ばつを監視するために衛星土壌水分量データを使用する場合の注意点
要約 世界の穀物生産に影響する干ばつの監視を目的に、地上分解能の低い衛星土壌水分量デ ータを利用する場合、(1)複数データセットを比較し、農地について精度が高いものを用 いる、(2)日データから一定期間の平...
飼料用玄米の破砕粒度を細かくすることにより泌乳成績は向上する
要約 飼料用玄米の破砕粒度を粗挽き(粒度2mm以下の割合が全体の37.0%)または粉砕(粒度2mm以下の割合が73.3%)とし、発酵TMR中に乾物で20%混合して、泌乳中期の乳牛に給与すると、TMR摂取量は差が認められないが、...
要約 赤かび病を発症したトウモロコシの穂において、フモニシンの濃度が高いことがある。その穂は、病徴部位は非常に高い濃度のフモニシンが検出されるが、同じ穂でも無病徴部位のフモニシン濃度は低い。 キーワ...
要約 水酸化カルシウムを用いて穀物の粉の吸水特性を改変する方法を開発した。処理条件を調節することによって、吸水にかかる時間および吸水量を調節することができる。本法は穀類および疑似穀類全般に広く適用可...
衛星リモートセンシング技術を用いて米国トウモロコシ単位収量を広域把握する
要約 高頻度観測衛星センサ(MODIS)によって観測された植生指数(WDRVI)のトウモロコシ絹糸抽出期7~10日前の値が単位面積あたりの子実収量と高い相関関係を示すことを発見し、アメリカコーンベルトのトウモロコシ...
要約 TMR中の穀実混合割合を3割とすれば、飼料用玄米は輸入トウモロコシの代替として泌乳牛に給与できる。 キーワード 乳牛飼養、飼料用米、乳生産、泌乳最盛期、発酵TMR 背景・ねらい 飼料用玄米は可消化エネル...
トウモロコシから飼料用玄米への代替は泌乳牛の尿中窒素排泄率を低下させる
要約 泌乳牛に蒸気圧ぺんトウモロコシの代替として蒸気圧ぺん飼料用玄米を給与すると、尿中への窒素排泄率は低下する。尿中へ排泄されなかった可消化窒素は、乳および体蓄積へ配分されるため、代替給与はタンパク...
要約 稲わらおよびソルガム稈部は、米糠由来の市販品と同一構造のセラミドを高濃度含むため、セラミド素材の原料として代替利用できる。 キーワード セラミド、稲わら、ソルガム、バイオエタノール 背景・ねらい ...
要約 完熟期収穫の飼料用米サイレージ調製において、破砕処理、乳酸菌添加、水分含量27.5%以上の3つを組み合わせることで、長期間、安定した良質なサイレージに調製できる。 キーワード 国産自給飼料、サイレージ...
飼料用米のデンプンの第一胃内分解特性は品種および加工法により異なる
要約 飼料用米のデンプンの第一胃内分解特性は品種により異なり、「モミロマン」は他の品種に比べ第一胃内有効分解率が高い。飼料用米の主成分であるデンプンを利用するためには、蒸気圧ぺん処理が有効な加工処理...
低温糊化性でん粉を有するでん粉用カンショ新品種「こなみずき」
要約 カンショ「こなみずき」はでん粉の糊化温度が一般品種のでん粉より約20℃低い。この低温糊化性でん粉はゲルの離水率や硬度が低く、耐老化性に優れ、高分解性である。いもの収量およびでん粉歩留は「シロユタ...
要約 飼料用米「みつひかり」の飼料成分は、日本標準飼料成分表に示されている籾および玄米と比べて、大きな差は見られない。飼料用米はトウモコロシ圧ペンの代替飼料として、乳牛では乾物で7%給与可能である。 ...
要約 小麦加工食品の使用品種表示の確認を目的として開発したSSRマーカー10組を利用して、小麦58品種(国内41、国外17)の遺伝子型カタログから、国内品種と国外品種を判別できる。国内品種間では26品種を判別し...
要約 市販のダイズ用不耕起播種機の播種部および施肥部に改良を加えることで、飼料用トウモロコシの不耕起播種に利用できる。 キーワード 飼料作物、トウモロコシ、不耕起、播種機、収量、省力 背景・ねらい 飼料...
要約 コメ中のフモニシンの高感度な検出法を開発した。分析試料10 gを75%メタノール50 mlで抽出し、固相抽出カートリッジ(Accell Plus QMA)を使用前平衡化無しで使用し、LC-MS/MS法で検出することで、フモニ...