ニュートリゲノミクスデータのアーカイブ化と機能性評価への活用
要約 様々な食品成分の体への影響を明らかにするため、DNAマイクロアレイを用いて遺伝子発現変化を網羅的に解析したニュートリゲノミクスデータは、他の食品成分の解析・評価にも極めて重要な情報である。そこで...
要約 泌乳牛に長鎖脂肪酸カルシウムを給与するとグレリン分泌が高まり、ルーメンバイパスメチオニンを併給するとさらにグレリン上昇する。この機構は、脂質代謝に対するメチオニンの制御作用と関連する。 キーワ...
要約 カンキツ新品種「あすみ」はカンキツ興津46号に「はるみ」を交雑して育成した中生のミカンである。1月下旬~2月上旬に成熟し、糖度が極めて高く、芳香があり食味に優れる。 キーワード カンキツ、新品種、中...
要約 カンキツ新品種「みはや」は「津之望」にNo.1408を交雑して育成した早生のミカンである。果皮が赤橙色、外観美麗でウンシュウミカンと区別性がある。11月下旬に成熟し、剥皮は比較的容易で食味が良い。浮き...
要約 アカモクをはじめとする海藻類は機能性成分を含み、健康食品として注目されている。しかし成分の抽出には大量の原料が必要であり、安定供給する技術の開発が求められている。このためアカモクの増養殖技術の...
ケルセチンの肥満抑制作用および肝臓への脂肪蓄積抑制機構の解明
要約 西洋型食飼料でマウスに誘導される肥満及びメタボリックシンドロームに関連する症状は、ケルセチンを同時摂取させることにより改善される。肝臓では組織中の脂肪蓄積が抑制される。また肝臓の脂肪蓄積に関連...
要約 12時間以上の吸水処理と気流式粉砕処理によって、損傷デンプン含量が低く、粒度の細かい玄米粉を調製することができる。この玄米粉で作製されたパンは、膨らみおよび食味が良く、機能性成分を多く含み栄養学...
要約 北海道向け低アミロース米に由来するアミロース低減化遺伝子Wx1-1またはqAC9.3を持ち、アミロース含有率が約12~14%の玄米を氷結乾燥技術で加工すると、家庭用炊飯器ですぐに炊飯でき、食感が...
要約 適切な吸水処理と気流式粉砕処理によって、損傷デンプン含量が低く、粒度の細かい玄米粉を調製することができる。この玄米粉で作製されたパンは、膨らみおよび食味が良く、機能性成分を多く含み栄養学的にも...
機能性食品素材としての利用を目的としたヒトデ類からの有用成分の抽出・分画法の検討
要約 ヒトデ類に含まれる脂溶性成分をヘキサン、エタノール等の溶媒やシリカゲル等の吸着剤を用いて抽出・分画する方法を検討した。セレブロシドやプラスマローゲン等の脂溶性の機能性成分の分離が可能となった。...
機能成分高含有農作物・加工食品に対する消費者の認知状況および摂取意向
要約 健康志向の高い消費者の94.6%が機能成分高含有農作物・加工食品の摂取を希望しており、栄養成分や機能成分の高さに魅力を感じている。一方、安全性等に対する不安もあり、有効成分の安全性評価結果並びに成...
サツマイモ「すいおう」葉身の調理品中にルテイン、カフェ酸誘導体は含まれる
要約 「すいおう」葉身を調理しても、ルテイン、カフェ酸誘導体は調理品中に含まれる。「蒸す」や「炒める」調理品の方が、「煮る」、「茹でる」調理品よりもこれらの含量が高い。調理品の抗酸化力は、カフェ酸誘...
ミカン粕サイレージ給与は血中、乳中のβ-クリプトキサンチン濃度を増加させる
要約 食品加工残渣である温州ミカンジュース粕(ミカン粕)はサイレージ調製により保存が可能で、泌乳牛用混合飼料に乾物あたり20%混合すると血中および乳脂肪中のβ-クリプトキサンチン含量が顕著に増加する。 キー...
紫外線照射は強い抗菌物質であるスコパロンをカンキツ類に生成させる
要約 カンキツ類に紫外線を照射した場合、クマリン類のスコパロンが葉および果皮に生成する。スコパロンは他のクマリン類と比べても強い抗菌活性を有している。 キーワード カンキツ類、紫外線、ファイトアレキシ...
トマトのリコペンの最適抽出溶媒の選定とこれを用いた簡易迅速定量法
要約 ジエチルエーテル:メタノール=7:3(v/v)はトマトに含まれるリコペンを最も高い効率で抽出できる有機溶媒である。本溶媒による抽出液の505nmの吸光度と既知の吸収係数からリコペンが迅速に定量できる。 キーワ...
オーラプテンを高含有するCTV免疫性のカンキツ新品種「オーラスター」
要約 カンキツ新品種「オーラスター」は、カラタチ、ハッサクおよび「晩白柚」に由来する品種である。生食には適さないが、オーラプテンを高含有し、カンキツトリステザウイルス(CTV)に免疫性であり、加工用また...
黒毛和種牛の骨格筋発達とエネルギー代謝関連因子は放牧によって変化する
要約 黒毛和種牛の筋中では骨格筋形成抑制因子ミオスタチンmRNA発現量が放牧期間中に低下する。放牧によって脂質代謝関連因子の発現量が上昇し脂肪酸代謝によるエネルギー獲得が優勢になるが、筋肉中遊離カルニチ...
代謝プロファイリングによる窒素施肥および有機物施用効果の評価
要約 作物体の糖・有機酸・アミノ酸の代謝プロファイリングにより、窒素および堆肥施用量の相違がダイコンの代謝成分に与える影響をそれぞれ解析できる。影響は窒素施用量でより強いが、堆肥施用量による影響も明...
可視・近赤外分光法を用いるトマトリコペン含有量の簡易非破壊計測
要約 可視・近赤外分光法を用いる非破壊計測により、トマトのリコペン含有量が簡易に計測できる。 キーワード トマト、リコペン、可視・近赤外分光法、非破壊計測 背景・ねらい リコペン(全てトランス型)は桃色系...
切断麦に適し極低ポリフェノールで炊飯後褐変が少ない六条皮麦新品種「はるしらね」
要約 六条皮麦新品種「はるしらね」は、プロアントシアニジンフリー遺伝子ant28を有し、炊飯後の褐変が極めて少ない。砕粒率が低いため、切断麦用としても優れる。縞萎縮病抵抗性で、穂数が多く多収である。 キー...