タイトル | 蚕及び天蚕体液中に誘導される抗菌物質と細菌の増殖抑制 |
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担当機関 | 兵庫県立北部農業技術センター |
研究期間 | 1997~1997 |
研究担当者 |
安岡平夫 岩本 豊 呉座有信 |
発行年度 | 1997 |
要約 | 蚕の5齢幼虫、蚕の蛹体に大腸菌、青枯病菌及び軟腐病菌の各死菌を、また天蚕の蛹体に大腸菌の死菌を接種すると、その体液は培地上で大腸菌、軟腐病菌の生育を阻害し、抗菌物質が体液中に誘導される。 |
背景・ねらい | 病害虫防除方法の方向は、化学農薬の使用量を減らし、あわせて有用微生物や生物が生産する抗菌物質を利用した、新しい病害虫防除法の開発が強く望まれている。 そこで鱗翅目昆虫である蚕及び天蚕蛹体に誘導される抗菌物質による植物病原菌の増殖抑制効果について検討した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 蚕等の昆虫が生産する抗菌物質は微量であるため、人工飼料育蚕に生菌を経口投与する等、効率的に大量生産させる方法が開発されると、植物の病害防除に役立つ可能性がある。 |
図表1 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 青枯れ病 農薬 病害虫防除 防除 |