タイトル |
異科野菜の組み合わせによる土地利用型機械移植栽培における輪作体系の改善 |
担当機関 |
奈良県農業試験場 |
研究期間 |
1997~1997 |
研究担当者 |
: 中野智彦
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発行年度 |
1997 |
要約 |
奈良県中山間地域の開発造成畑における、秋どりハクサイを中心とした機械移植体系の組立にあたり、アブラナ科野菜の連作障害軽減のため、夏キャベツにかわり初夏どりレタスを組み合わせた輪作が効果的である。
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背景・ねらい |
本県中山間地域の開発造成畑において、秋どりハクサイに夏キャベツを組み合わせた機械移植体系を組み立てたが、アブラナ科野菜の連作によるコナガをはじめとした病虫害の発生を回避するため、夏キャベツにかわり春~初夏にレタスを組み合わせた輪作体系を確立する。
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成果の内容・特徴 |
- 9月上旬定植のハクサイの前作としてレタスを組み合わせる場合、結球レタスは4月上中旬に定植すると5月下旬に収穫できる。リーフレタスは4月上中旬定植・5月上中旬収穫と、6月上旬定植・7月上旬収穫の2作が可能である(図1)。
- 育苗はY社製200穴セルトレイとセル苗育苗用土(与作V150)を用い、コーティング種子を自動播種機で播種する。本葉2枚展開時に液肥(OKF-1,500倍)を施用する。元肥として本圃に成分量で10aあたり10-10-10Kgを施用する。
- 本葉3.5枚時に、畝幅60㎝、株間28㎝で機械移植する。リーフレタス2作目は1作目の畝を不耕起で利用し、1作目の株間に定植する。
- 結球レタスは4月14日以降の定植は軟腐病が多発するので白マルチとする。裸地では軟腐病の発生は少ないが、やや生育が劣る。リーフレタスでは葉の汚れが目立つためマルチを使用する。
- 品種は結球レタスの4月4日定植では'サンタナス'の生育、品質が良いが、4月14日以降の定植では軟腐病の発生が少ない'極早生シスコ'、'バッカス8'が適する。リーフレタスは'サンレッド'、'レッドウエーブ'ともに適する。各品種ともナメクジを除いて防除は不要である。
- 1995年から過去5年の奈良県中央市場での平均価格は5月どりの結球レタスが161円/kg(110-187円)で比較的安定しており、10a当たり粗収益は1球350gとして33.8万円となる。リーフレタスの価格は5月どりで224円/kg(121-419円)、7月どりで249円/kg(97-443円)であり変動がやや大きいが、粗収益は各作33.6万円、37.4万円、2作の合計で71万円となる。
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成果の活用面・留意点 |
- 通常の種子では播種精度が落ちるので、コーティング種子を使用する。
- ナメクジが葉の間に侵入して食害するので、初期に粒剤を散布する。
表1、表2
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
病害虫
あぶらな
育苗
キャベツ
栽培技術
中山間地域
なす
はくさい
播種
品種
防除
リーフレタス
輪作
輪作体系
レタス
連作障害
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