周年部分マルチを利用したウンシュウミカン園の簡易シート開閉装置

タイトル 周年部分マルチを利用したウンシュウミカン園の簡易シート開閉装置
担当機関 和歌山県農林水産総合技術センター果樹園芸試験場
研究期間 1999~2002
研究担当者 横谷道雄
角川敬造
角田秀孝
上野山浩司
菅井晴雄
内西浩一
発行年度 1999
要約 周年部分マルチの簡易開閉装置により、敷設・除去時間と開閉時間の削減ができ、果汁の糖度が向上する。
背景・ねらい  一般にウンシュウミカン園のシートマルチは夏秋季にテラス全面に被覆されるが、敷設・除去の労力、土壌の乾燥程度や樹勢低下などの問題がある。そこで、周年部分マルチを利用したテラス山側の簡易シート開閉装置(図1)を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 直線距離でテラス長50mまで開閉可能である(図2)。
  2. 装置の設置時間(場内階段園1段、テラス長25m)は通常のマルチ敷設・除去時間に比べて、約3分多く要したが、装置の耐用年数を3年とすると、約110分(比率65%)削減できる(表1)。
  3. 開閉時間(場内階段園1段、テラス長25m)は手動で約80%、電動ドリル(充電式、AC100V電源)で約95%短縮できる(表2)。
  4. マルチ開閉装置区では裸地区に比べて、果汁の糖度が向上する(表3)。 
成果の活用面・留意点
  1. シート開閉装置により、適切な水分管理が可能である。
  2. 装置の耐用年数が長くなる程、マルチ敷設・除去時間が削減できる。
  3. 周年のマルチ栽培により、肥料成分の有効利用が期待できる。

図表1 210828-1.jpg
図表2 210828-2.jpg
図表3 210828-3.jpg
図表4 210828-4.jpg
図表5 210828-5.jpg
カテゴリ 肥料 温州みかん 乾燥

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