タイトル | 1粒点播と直列2粒点播法による直播キャベツの株立ち率 |
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担当機関 | 北海道農業試験場 |
研究期間 | 1994~1998 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1995 |
要約 | キャベツの移植に代わる直播作型を作出するために2通りの播種法を検討した。1粒点播では95%程度の株立ち率が、直列2粒点播では98%以上の高い株立ち率の確保が可能である。 |
背景・ねらい | 北海道の大規模畑作地帯において各種野菜の畑作型栽培法を確立する方法として直播・一斉機械収穫体系の確立が求められている。しかし、直播栽培では発芽及び生育の不揃いが生じる問題がある。そこで、キャベツを対象作物にした直播栽培において、発芽、株立ちを斉一化するための播種法について検討した。 |
成果の内容・特徴 |
2) 1粒点播の場合、株間間隔によって発芽株立ち率が異なり、株間が35㎝から55㎝と広がるほど高い株立ち率が確保できる(表1)。この場合の株間間隔の変動係数はほぼ5%以下である。 3) 直列2粒点播では、株内個体間隔が狭いため1本立ち株が生じるが、全株立ち率は98%以上と非常に高く確保できる。このうち2本立ち株の割合は77~81%、1本立ち株の割合は17~23%である(表2)。 4) 直列2粒点播の場合、株間間隔の変動係数は6%程度である。 |
成果の活用面・留意点 | 1) 播種穴に種子が入る割合は、播種ベルトの周速度に影響されるので、播種機の速度を低下させることに より、株立ち率の向上が期待される。 2) 直列2粒点播の場合、ホウによる間引きに10アール当たり2.75時間(人・時間)を要する。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | キャベツ 直播栽培 播種 |