| タイトル | 採草地におけるシバムギの消長に及ぼす草種、施肥量及び刈り取り頻度の影響 |
|---|---|
| 担当機関 | 北海道農業試験場 |
| 研究期間 | 1996~1996 |
| 研究担当者 | |
| 発行年度 | 1996 |
| 要約 | チモシー採草地に侵入したシバムギは、施肥量及び刈り取り頻度の組み合わせでは防除が難しく、経年的に増加する。これに対して、オーチャードグラス採草地では、通常の刈り取り利用法で抑制できる。 |
| 背景・ねらい | 帰化雑草のシバムギは、北海道の採草地で侵入・増加が著しく、草地荒廃の原因とな っている。そこで、シバムギを耕種的に防除する技術を開発するために、シバムギの生 育特性について検討する。 |
| 成果の内容・特徴 |
①チモシー草地内に移植したシバムギの乾物重構成割合は、施肥量を変えた処理では、3年目にどの処理区も増加し、特に施肥量の多い区で増加が著しかった(図1)。また、刈り取り回数を変えた処理でも、3年目にはシバムギの乾物重構成割合の増加が著しかった(図2)。年5回刈りの処理では増加速度が相対的に小さかったが、同処理区ではチモシーも同時に衰退した。 ②オーチャードグラス草地内に移植したシバムギの乾物重構成割合は、施肥量、刈り取り処理のすべての区で経年的に低下した。また、年次に関わらず2%以下で推移し、チモシー草地に比べて極めて低かった(図3及び図4)。 ③北農試場内の相互に隣接する利用3年目のチモシー採草地とオーチャードグラス採草地(同じ造成法で同時に造成した)を対象として、シバムギの出現頻度と出現枠内における平均被度を比較した。その結果、チモシー採草地に比べてオーチャードグラス採草地では、シバムギの侵入及び被度が著しく小さかった(表1)。 ④以上の結果から、チモシー採草地では、侵入したシバムギは耕種的に防除できる可能性は小さい。一方、オーチャードグラス採草地に侵入したシバムギは、通常の刈り取り利用法で抑制が可能である。 |
| 成果の活用面・留意点 | ①シバムギの増加により荒廃した採草地の更新時に、オーチャードグラスを播種する ことにより、残存するシバムギを防除することが期待できる。 ②本成果はチモシーはホクシュウ、オーチャードグラスはオカミドリを用いたもので、道央・道南及び道北地域において適用できる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| 図表5 | ![]() |
| カテゴリ | 病害虫 雑草 施肥 播種 防除 |
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