高泌乳牛におけるGnRH剤に対する下垂体LH放出能の分娩後の推移

タイトル 高泌乳牛におけるGnRH剤に対する下垂体LH放出能の分娩後の推移
担当機関 北海道農業試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者 仮屋堯由(現畜試)
角川博哉
高橋ひとみ(現畜試)
山田豊
発行年度 1997
要約 GnRH剤投与により高泌乳牛の下垂体LH放出能を調べたところ、分娩後30日目・60日目と比べ10日目では、LH濃度のピーク値および放出量は低下している。北海道農業試験場・畜産部・生理・繁殖研究室[連絡先] 011-857-9268
背景・ねらい 分娩直後の乳牛では排卵等で重要な役割を担う下垂体内の性腺刺激ホルモン(LH)の含量が極めて少なく、LHの蓄積がある程度すすむ分娩後3週頃までには下垂体のLH分泌能が回復すると報告されている。しかし高泌乳牛については、十分に検討された報告は少ない。そこで分娩後の各時期に性腺刺激ホルモン放出ホルモン類縁体である酢酸フェリチレリン(GnRH剤)を投与し、下垂体からのLHの放出量・パターンおよび投与前後の卵巣動態を調べ、分娩後の経過に伴う高泌乳牛の下垂体LH放出能の推移を調べた。
成果の内容・特徴 (表1)。
(図2)。以上の結果から分娩後10日目の高泌乳牛においても、GnRH剤投与による性周期再帰の人為的誘起が可能な下垂体LH放出能であることが示唆された。
成果の活用面・留意点 1. 人為的な性周期回復誘起後の人工授精による受胎率等については検討していない。
2. 初産牛については検討していない。
 
カテゴリ 乳牛 繁殖性改善

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