| タイトル |
ポテトチップ用ばれいしょ新品種候補系統「P961」 |
| 担当機関 |
北海道立十勝農業試験場 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
「P961」は、中早生に属する加工食品用(ポテトチップ)である。「トヨシロ」に比べ6℃で貯蔵した場合の還元糖の増加が少なく長期貯蔵後のポテトチップ加工適性が高い。
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| 背景・ねらい |
ポテトチップ用加工食品向けばれいしょとしては、「トヨシロ」が多く用いられている。「トヨシロ」は6℃の低温貯蔵ではチップカラーを悪化させる還元糖が蓄積し、加温処理してもチップカラーの戻りが劣るため、10℃程度で貯蔵し、さらに加温処理をして還元糖含有量を下げて使用している。このため、呼吸などによる損耗が激しく、貯蔵が長期化すると芽の伸長が製造作業上の問題になる。このため低温で長期貯蔵しても還元糖の増加の少ない新品種が要望されていた。
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| 成果の内容・特徴 |
- ホクレン農業協同組合連合会農業総合研究所で昭和63年に「ホッカイコガネ」を母、「ND860-2」を父として交配し、選抜を図ってきた。
- 早晩性は「トヨシロ」並の中早生に属する。
- 花は淡赤紫色である。塊茎は球形で、皮色は黄褐、肉色は白である。
- 「トヨシロ」に比べ10a当り中以上いも重がやや少ない。
- ジャガイモシストセンチュウ抵抗性は無い。
- 6℃で貯蔵した場合の還元糖の増加が少なく、「トヨシロ」に比べ長期貯蔵後のポテトチップ加工適性が高い。
- ポテトチップ原料として6℃での長期貯蔵が可能であるため、損耗、芽の伸長等による原料のロスを低減し、製造コストの低下に寄与できる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 収量を確保するために、生育の後半まで塊茎の肥大期間を確保するようにつとめる。
- ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持たないのでセンチュウ汚染地帯での栽培を避ける。
[平成10年度北海道農業試験会議成績会議における課題名及び区分] 課題名:ばれいしょ新品種候補系統「P961」(普及奨励)
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
加工
加工適性
カラー
コスト
新品種
長期保存・貯蔵
抵抗性
ばれいしょ
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