タイトル | かんきつ中間母本農5号 |
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担当機関 | 果樹試験場 |
研究期間 | 1995~1995 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1995 |
要約 | 「かんきつ中間母本農5号」は,「リー」と「無核紀州」の雑種である。「リー」に似て減酸が早く品質良好で剥皮性も良い。「無核紀州」より大果である。健全花粉を持つが,雌性不稔で無核である。「無核紀州」由来の雌性不稔性は遺伝するので,無核品種育成の優良中間母本である。 |
背景・ねらい | 無核または少核であることは,カンキツの優良品種としての必要条件となっている。特に「無核紀州」の持つ雌性不稔による無核性は,近くに花粉を持つ品種を混植しても無核となる有用な性質で,このような強い雌性不稔を示す既存品種は,他に認められない。しかし,「無核紀州」は極めて小果であり,その後代も小果となる傾向が強い。 そこで,「無核紀州」の持つ強い無核性を有する中間母本を育成する目的で,「無核紀州」を花粉親とする雑種個体群の育成を行い,早熟でマンダリンタイプの無核個体を選抜した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 無核紀州の持つ雌性不稔性は,後代に約1/2の確率で遺伝するので,本系統は無核で早熟性の母本として有用である。しかし,キンカンと無核紀州との雑種では,現在のところ雌性不稔個体の出現が認められていないので,属間雑種育成時には注意を要する。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | きんかん 受粉 なつみかん はっさく 日向夏 品種 その他のかんきつ |