タイトル | クリタマバチに寄生するオナガコバチ類の生化学的手法による見分け方 |
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担当機関 | 果樹試験場 |
研究期間 | 1994~1995 |
発行年度 | 1995 |
要約 | クリタマバチにはチュウゴクオナガコバチの他に数種のオナガコバチが寄生する。外部微細形態とアイソザイム分析,RAPD-PCR法により,オナガコバチ類とその交雑種も含む種・系統の迅速で正確な見分け方を明らかにした。 |
背景・ねらい | クリタマバチは導入したチュウゴクオナガコバチによって急速に防除されているが,同時に日本在来のオナガコバチ類と複雑な相互関係が見られる。全国的に天敵の効果を持続させるためにはオナガコバチ類(表1)の迅速かつ正確な同定が必要とされる。種の外部形態による識別は既に上条氏によって検索表が作られている。しかしクリマモリオナガコバチの2系統の識別とチュウゴクオナガコバチとの交雑個体の識別はどちらも困難である。そこで外部形態の微細構造を再検討するとともに,生化学的手法を導入して識別方法を確立する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | チュウゴクオナガコバチの交雑による産卵管の短小化などの質的な変化に伴う,クリタマバチ抑制力の変化を監視する。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 くり 防除 |