タイトル | 極わい性のリンゴ台木新品種候補「リンゴ台木盛岡5号」 |
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担当機関 | 果樹試験場 |
研究期間 | 1996~1996 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1996 |
要約 | リンゴ台木新品種候補「リンゴ台木盛岡5号」は、マルバカイドウに「M.9」を交雑して育成したリンゴ極わい性台木である。挿木繁殖が可能で、「M.9」より強いわい化能力を有し、耐水性は比較的強い。糖度の高い高品質果実が生産できる。樹勢が弱いので、肥沃地での普及が期待される。 |
背景・ねらい | リンゴの省力生産の推進のためには、わい性台木や極わい性台木を利用した低樹高栽培が必要である。しかし、現在使用されている極わい性台木の「M.27」は繁殖性や耐病虫性が劣ることから、挿木繁殖が可能な極わい性台木品種の育成を試みた。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 本系統は極わい性の台木で、挿し木繁殖性が比較的高い。高密植栽培用の台木として利用可能で、高糖度で品質の優れた果実の生産が期待できる。極わい性台木であることから、土壌肥沃地における強樹勢品種の台木として適すると考えられる。 挿し木苗にひこばえが発生しやすいので、定植前に除去する必要がある。高接病ウイルスのACLSVに感受性であることから、接穂にはACLSV無毒のものを用いる必要がある。苗木の定植に当たってはM.9やM.26と同様に倒伏防止のための支柱が必要である。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
カテゴリ | 黒星病 栽培技術 挿し木 新品種 台木 多収性 抵抗性 低樹高 繁殖性改善 品種 りんご わい化 |