タイトル | 食味良好でオレンジ香のあるカンキツ新品種候補「カンキツ口之津20号」 |
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担当機関 | 果樹試験場 |
研究期間 | 1995~1996 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1996 |
要約 | カンキツ新品種候補「カンキツ口之津20号」は、「清見」に「トロビタ」オレンジを交雑し、育成したタンゴールである。肉質が柔軟・多汁でオレンジ香があり、減酸しやすい食味良好な少核品種である。成熟期は12月下旬~1月上旬である。 |
背景・ねらい | 年内に収穫されるカンキツはウンシュウミカンがほとんどであり、品種構成に片寄りがある。そのため、ウンシュウミカンと異なる特徴を有する早生カンキツが求められている。 そこで晩生カンキツのなかで品質が優れている「清見」を母親として用い、それにオレンジのなかでは比較的早熟な「トロビタ」オレンジを父親として交配し、剥皮性があり、芳香のあるタンゴールタイプの高品質カンキツを育成しようとした。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 西日本のカンキツ栽培地帯に適する。「口之津20号」は減酸が早く、良食味で果実品質は良好であるが、樹勢が弱いとの指摘がある。肥培管理、適正着果に留意し、樹勢の維持・強化を図る必要がある。また、高糖系品種ではないため、強勢台木への高接ぎは樹勢が強くなり品質の低下をまねきやすい。 |
図表1 | |
図表2 | |
カテゴリ | 温州みかん 栽培技術 新品種 台木 高接ぎ 単為結果 肥培管理 品種 良食味 その他のかんきつ |