タイトル | 潮風害を受けたウンシュウミカンの光合成産物の分配特性に基づく樹勢回復法 |
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担当機関 | 果樹試験場 |
研究期間 | 1996~1996 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1996 |
要約 | 潮風害を受けたウンシュウミカンの果実を残した場合、光合成産物は果実に多く蓄積され、他の器官への分配が低下する。また細根の呼吸活性及び量とも低下する。したがって、被害後直ちに摘果するほうが樹勢の早期回復には有利である。 |
背景・ねらい | 1991年の台風の襲来により西日本のカンキツ栽培地帯は大きな被害をうけた。したがって潮風害後の樹勢の早期回復技術の確立のために樹体の回復時の生理機能を解明し、それに基づいた技術を開発する必要がある。そのために、潮風害後のウンシュウミカンの着果の有無が光合成産物の転流特性並びに細根の活性や量に及ぼす影響を明らかにして、樹体の早期回復のための技術確立に資する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | これまで、潮風害後のアマナツなどで明らかにされた摘果指針を転流・分配の生理面から裏付けた成果であり、潮風害後の樹体の取扱の指針を強化する基礎的データである。また、他の気象災害を受け、早期に樹勢回復を図る必要がある場合においても参考にすることができる。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
カテゴリ | あま 温州みかん 乾燥 樹勢回復 その他のかんきつ |