タイトル | ミヤコカブリダニの定着を促進させる人工素材 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2004~2008 |
研究担当者 |
足立 礎 外山晶敏 檜垣守男 柳沼勝彦 三代浩二 川島充博 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 微細構造を有する遮光ネットと細目ウレタンフォームはミヤコカブリダニの好む微小生息空間を提供し、ミヤコカブリダニの定着性を高める。遮光ネットでは素材内部に、細目ウレタンフォームでは素材下にカブリダニが多く定着する。 |
キーワード | ミヤコカブリダニ、天敵、定着促進、人工素材、生息空間 |
背景・ねらい | ナシなどの果樹ではシンクイムシ類等に対する交信撹乱法を中心とした環境調和型防除体系が構築されてきているが、減農薬に伴うハダニ類の突発的発生が懸念されるため、天敵を活用した安定的密度抑制技術の確立が求められている。ハダニの有力な天敵であるカブリダニ類は葉脈部の微細構造など微小生息空間を好むことから、微細構造を利用してカブリダニ類の定着性を高め、密度を増強できる可能性がある。また、自然物のみならず人工物に由来する微細構造にも選好性が認められれば,それを利用した汎用的防除資材の開発が期待できる。そこで微細構造を有する人工構造物の中からカブリダニ類が多く定着する素材を探索・選定する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 農薬 防除 |