タイトル | 有機物資材を利用したダイズのカドミウム吸収抑制技術 |
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担当機関 | 同 |
研究期間 | 2001~2002 |
研究担当者 |
吉田光二 杉戸智子 |
発行年度 | 2002 |
要約 | 厩肥と炭カルを併用し、有機物の持つカドミウム不溶化作用や高pH等の特性を利用することにより、ダイズのカドミウム吸収を効果的に抑制できる。また、厩肥を単独施用する場合は作条施用が優る。 |
キーワード | ダイズ、カドミウム、厩肥、作条施用、炭カル |
背景・ねらい | カドミウム(Cd)は、高濃度で毒性を示すのみならず、低濃度において内分泌かく乱作用を持つと危惧されている物質であり、コーデックスにおいてもダイズの基準値が検討されていることから、Cd吸収抑制技術の確立が求められている。 そこで、ダイズのCd吸収に対する有機物資材施用効果を検証し、有機物を利用した効果的なCd吸収抑制技術の開発を試みる。 |
成果の内容・特徴 |
さらに、ポット試験において、pHの高い厩肥、バーク堆肥だけでなく、pHの低いピートモス施用でもダイズ子実Cd含量の低下がみられ(図4)、厩肥やバーク堆肥施用による子実Cd含量の低下には、pH上昇効果以外に土壌有機物と同様に施用有機物によるCdの不溶化作用が関与している。 |
成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
カテゴリ | 大豆 品種 |