秋期収量を加味したアルストロメリアの品種特性

タイトル 秋期収量を加味したアルストロメリアの品種特性
担当機関 花野菜セ
研究期間 2000~2002
研究担当者 鈴木亮子
発行年度 2002
要約 アルストロメリア17品種を供試し、採花1年目、2年目の収量、切り花品質、生理障害等について調査を行った。その結果、規格品率が高く、秋期収量も多く、切り花品質も優れていたのは「オルガ」、「ジャイブ」、「フエゴ」、「デスティニー」である。
キーワード アルストロメリア、品種、秋期収量
背景・ねらい
アルストロメリアの品種は年々多様化し、毎年多くの新品種が発表されているが、その特性はオランダまたは府県での試作結果に基づくものであり、本道において栽培した場合生育開花が大きく異なることが考えられる。こうしたことから新品種の本道における栽培特性、特に収益に大きく影響する秋期収量に注目して調査を実施し、生産者に情報を提供する。
成果の内容・特徴 1.
白系では「オルガ」が規格品率が高く、秋期収量も多く、花梗数、茎径等の切り花品質も優れている。
2.
黄系では「ジャイブ」が秋期収量に優れている。花はやや小輪であり花付きが良い。
3.
橙系では「テネリフェ」が総収量はあまり多くないが、秋期収量が比較的高く、品質も安定している。「ベアトリス」は花色がよく切り花品質に優れているが、秋期収量が少ない。
4.
赤系では「フエゴ」が秋期収量に優れ、切り花品質も優れている。
5.
紫系では「デボラ」の秋期収量が比較的高いが、品質的には中庸である。
6.
複色系では「デスティニー」が秋期収量および切り花品質に優れている。「ケベック」は秋期収量でやや劣るが、花色が特徴的で切り花品質も優れている。
成果の活用面・留意点 本試験は7月定植であり、定植期が前後することにより採花1年目の秋期収量に影響が出ると考えられる。
カテゴリ アルストロメリア 栽培技術 新品種 生理障害 品種

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