タイトル |
イネ縞葉枯病抵抗性品種「 St. No. 1 」におけるStvb-i領域のゲノム構造 |
担当機関 |
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 |
2001~2003 |
研究担当者 |
井澤敏彦(愛知農総試)
杉浦直樹(愛知農総試)
早野由里子
福本文良
眞岡哲夫
齋藤浩二
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発行年度 |
2004 |
要約 |
イネ縞葉枯病抵抗性品種「St.No.1」の抵抗性遺伝子Stvb-i領域には、感受性日本型イネ品種「日本晴」に比べ、約10kbのトランスポゾンの挿入と6.5kbから10kbへの置換がある。
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キーワード |
イネ、縞葉枯病、抵抗性遺伝子、ゲノム構造
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成果の活用面・留意点 |
- インド型イネ品種「Modan」に由来するイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-iは、イネ第11染色体長腕動原体近傍に座乗し、DNAマーカーG220−G257間にあって、感受性日本型イネ品種「日本晴」における遺伝子領域は約30kbと算出される(図1-A)。
- 「Modan」に由来する抵抗性品種「St.No.1」における遺伝子領域は約44kbと算出される(図1-B)。
- 「日本晴」の塩基配列と比較した場合、「St.No.1」においてはCACTA型トランスポゾン10.9kbの挿入がある。(図-B)。
- トランスポゾンの挿入位置に続く動原体側約10.1kb断片は、「日本晴」の6.5kb断片と置換している(図-B)。
- その他にも数塩基単位の変異(置換・挿入・欠失)が点在する(図-B)。
- 当領域には8つの遺伝子が予測される(図-C)。
- イネ縞葉枯病抵抗性選抜マーカーST10は、当該遺伝子領域内のトランスポゾンに近接している。
- 予測される8つの遺伝子の機能については詳細な検討が必要。
- 「Modan」に由来する抵抗性系統の選抜においてST10の選抜効率はほぼ100%である。
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図表1 |
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カテゴリ |
縞葉枯病
DNAマーカー
抵抗性
抵抗性遺伝子
抵抗性品種
品種
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