タイトル | 血圧降下作用を有するダイズ形質転換体 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2002~2006 |
研究担当者 |
吉川正明(京大院農学) 西澤けいと 石本政男 大日向耕作(京大院農学) 内海成(京大院農学) |
発行年度 | 2006 |
要約 | 血圧降下作用を示すペプチド(ノボキニン:RPLKPW : Arg-Pro-Leu-Lys-Pro-Trp)配列を挿入したダイズ貯蔵タンパク質は、ダイズ種子に蓄積する。この種子から調製した脱脂粉およびタンパク質画分は、経口投与により高血圧自然発症ラットに対し血圧降下作用を示す。 |
キーワード | ダイズ、血圧降下ペプチド(ノボキニン)、貯蔵タンパク質、遺伝子組換え |
背景・ねらい | 食品タンパク質には多様な生理活性を示すペプチド配列が潜在的に含まれていることが判明しつつあり、それらの中には経口投与で有効なものがかなりの頻度で見出される。ただ、これらの生理活性ペプチドを食品から摂取するには、単一の食品を大量に摂取する必要があり、現実的ではない。一方、ダイズ種子には約40%のタンパク質が含まれ、高いタンパク質生産性を有している。そこで、卵白アルブミンから単離された動脈弛緩・血圧降下機能ペプチド・オボキニンを基に作用が100倍に強化されたノボキニンを、部位特異的変異によってダイズ貯蔵タンパク質β-コングリシニン(7Sグロブリン)へ導入し、ダイズ種子で生産するとともにその有効性を解析することを目的とする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 大豆 品種 |