ヤマウド栽培に対する簡易籾がら暗渠排水の生育促進効果

タイトル ヤマウド栽培に対する簡易籾がら暗渠排水の生育促進効果
担当機関 新潟県中山間地農業技術センター
研究期間 1996~1997
研究担当者
発行年度 1996
要約 排水不良地でのヤマウド栽培では、安価な簡易籾がら暗渠で排水効果が高く、大幅な生育促進効果が認められる。
背景・ねらい 中山間地域では、ヤマウドを主として転作用に導入して特産地域化が図られているが、生育量や収量に圃場間の差がかなりみられる。そこで最も大きい要因と思われる排水対策について簡易で安価な籾がら暗渠を施工し、排水対策を行った場合の生育促進効果を明らかにして生産技術対策の資料とする。
成果の内容・特徴
  1. (1)25PSトラクターに装着可能な籾がらトレンチャーで、掘削深60cm幅7cmとし、籾がらを35cm充鎮、施工間隔2.5mで10アール当たり工事費概算18,405円と安価である(表1)。
  2. (2)簡易籾がら暗渠の排水効果は高く、土壌水分計で20cmと40cmの深さを測定したところ、特に40cm深の土壌への効果が高い(図1)。
  3. (3)定植初年目の生育は、草丈、本数では判然としないが、葉色値は明確に向上する(データ略)。
  4. (4)定植後2年目の春には草丈・本数ともに差があり、秋には地上部、地下部とも大幅な生育促進効果が認められる(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. (1)転作田など排水不良地で取り組むと良い。
  2. (2)圃場条件が、水平、土性CL、粘土18.5%、シルト21.6%の旧転作桑園跡地で、いわゆる排水不良地での結果である。
  3. (3)ヤマウドの栽培は、実生で、2月播種、8月上旬定植の結果である。
図表1 214144-1.gif
図表2 214144-2.gif
図表3 214144-3.gif
カテゴリ うど 栽培技術 中山間地域 播種

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