トウモロコシ主体飼料による若狭牛(黒毛和種去勢牛)の産肉性改善

タイトル トウモロコシ主体飼料による若狭牛(黒毛和種去勢牛)の産肉性改善
担当機関 福井県畜産試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 黒毛和種去勢牛へのトウモロコシ主体飼料の給与により、若狭牛の高品質牛肉(4等級以上)の安定生産が可能になる。
背景・ねらい 福井県で生産される若狭牛(但馬系)は肉質の評価は良いが、枝肉重量が小さい。そこで枝肉重量の大型化と牛肉品質の一層の斉一化を図るため、トウモロコシを主体にした飼料給与システムの検討を行う。
成果の内容・特徴
  1. 肥育期間を前期-中期-後期=6-6-8カ月間とし、中期にトウモロコシ主体(60%・70%配合)の高エネルギー飼料給与(表1,2)を行うことにより、高品質牛肉(4等級以上)の安定生産(県肉牛枝肉共励会等の48%に対し80~100%)が可能になる
    (表4)。
  2. 肥育前期に粗飼料多給型(チモシー乾草)給与を行うことにより(表1)、前期の増体が改善され(慣行改良技術によるこれまでの成績1日当たり増体重0.73kg/日に対し0.88kg/日,(表3)、30カ月齢で400kgの枝肉重量を得ることができる
成果の活用面・留意点
  1. 供試牛は資質系のため、増体系では反応が異なることも考えられる。
  2. 枝肉重量の大型化には育成期からの検討が必要と考えられる。この点について、さらに試験を継続中である。
図表1 214225-1.gif
図表2 214225-2.gif
図表3 214225-3.gif
図表4 214225-4.gif
カテゴリ とうもろこし 肉牛

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