| タイトル |
血斑卵発生に対するビタミン剤の有効性 |
| 担当機関 |
福井県畜産試験場 |
| 研究期間 |
1996~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
褐色卵の血斑発生率を低下させるため、市販配合飼料にビタミンAを添加し鶏に給与することにより、血斑卵の発生率は減少する。また、血斑が発生しても大きさを小型化し目立たなくすることが可能である。
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| 背景・ねらい |
消費者の嗜好が多様化するなかで、鶏卵では褐色卵が消費者に好まれている。しかし、卵質面では血斑の発生率が高く、その対策が望まれている。そこで、血斑抑制効果の見込まれるビタミンAを飼料に添加し、有効添加水準と銘柄の違いによる血斑発生への影響について検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 血斑卵の発生率は、両銘柄ともビタミンAの添加給与後に低下する。添加期間の平均発生率は給与開始前に比べ、イサブラウンでは22,000IU区で16.2%、40,000IU区で15.9%減少し、デカルブワ-レンでは22,000IU区で14.5%、40,000IU区で13.1%減少する。また、両銘柄とも添加水準による差はない(表1)。
- 割卵検査で認められる3mm以上の大きさの血斑卵発生率は、イサブラウンでは両区とも5.4%減少し、デカルブワ-レンでは22,000IU区で13.8%、40,000IU区で6.4%減少する。これより、ビタミンAを添加することで、血斑が発生してもある程度大きさを微細化し目立たなくすることが可能である(表2)。
- 添加区において、ビタミンAの添加による産卵への影響はみられない(表3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 褐色卵の品質向上が期待できる。
- ビタミンAの添加水準は、22,000IU/kgで効果が認められるが、10,000IU/kgの添加で飼料費が0.6円/kg高くなることから経済性を考慮し有効水準を決める必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
鶏
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