| タイトル |
PCR法により性判別したウシ受精卵を用いる雌雄産み分け技術 |
| 担当機関 |
福井県畜産試験場 |
| 研究期間 |
1991~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
性判別のため切断分離したウシ受精卵を新鮮移植しても、同操作をしていない受精卵と同程度の受胎率が得られる。また、性判別受精卵を長距離輸送(約60Km、2時間)後に移植しても約50%の受胎率が期待できる。性判別産子の分娩成績は人工授精産子と同程度で、切断分離による影響は認められない。
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| 背景・ねらい |
ウシの雌雄産み分けが可能になれば、肉用牛では肥育効率の良い雄、乳用牛では高泌乳牛からの優良後継牛の確保と改良促進など、経営にあった牛群管理と経営効率化が図られる。近年、遺伝子解析技術として、細胞中のDNA塩基配列の一部を増幅する技術(Poly-merase Chain Reaction:PCR法)が開発されている。 このPCR法を用いて、ウシ受精卵中の雄特異的DNAの有無(有→雄、無→雌)により性判別をおこない、判別後に移植することによる受卵牛の分娩または産子への影響および性判別した受精卵の長距離輸送が受胎率に与える影響について検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 性判別後に移植したもののうち、19頭が受胎したが2頭は流産した。妊娠日齢4 5前後の早期流産である。分娩した17頭の性別は、受精卵による判別結果と一致している。また、14頭は新鮮卵移植で、3頭は凍結卵移植によるものである(表1)。
- 性判別のため切断分離した受精卵を一夜修復培養後に長距離輸送(約60Km、2時間)し移植した受胎率は47.4%(9/19)であり、切断分離していない受精卵と同程度の成績が得られる(表1)。
- 性判別受精卵由来のホルスタイン雌産子13頭の平均生時体重±標準偏差(40.8±5.3Kg)および在胎日数(278.5±5.8日)は人工授精雌産子25頭(福井畜試)の平均(43.2±4.3Kg、280.3±5.3日)と同程度である(表2)。
- 性判別産子のその後の発育は順調であり、受精卵段階での切断分離による影響は認められない(図1)。
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| 成果の活用面・留意点 |
切断分離による機械的損傷や雌雄判別用サンプル採取のために細胞数が少ないことから、切断分離後の受精卵は耐凍性が低く凍結卵移植による受胎率は低い。このため、可能な限り新鮮卵移植が実施できるよう留意する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
経営管理
肉牛
乳牛
輸送
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