地域資源管理のためのマップデータベース構築とその汎用性

タイトル 地域資源管理のためのマップデータベース構築とその汎用性
担当機関 国際農林水産業研究センター
研究期間 1989~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 地域レベルでの種々の土地資源およびそれらの利用状況を地図情報としてデータベース化し、土地荒廃の要因解析や地域計画等に活用できる汎用性を検討した。
背景・ねらい シリア東北部のアジズ山地周辺で、土地固有の資源(地形・土壌・植生等)および利用状況(放牧・樹木伐採・耕作)を地図情報として調査収集・データベース化し、土地荒廃の危険度が高い農耕限界乾燥地域での資源管理対策に活用しうる汎用性を検討する。
成果の内容・特徴
  • 北アフリカ・西アジアの農耕限界地域の代表であるアジズ山地周辺地を選定し、踏査、空中写真立体視判読、現地検証により基本資源図(地形学図・土壌図・植生図・土地荒廃現況図・基本図)を作成した。
  • 広域基礎・植生調査の結果をもとに飼料資源調査および灌木伐採調査を行い、資源利用状況を地理情報として収集した。
  • 上記の基本資源図及び資源利用状況をGIS(地理情報システム)によりディジタル化しマップデータベースを構築した。
  • 従来のマップデータベースはリモートセンシング等による物理・生物的地図情報が主体であったが、農業限界乾燥地域における土地荒廃の主要因と考えられる放牧・耕作・樹木伐採等の人為作用を地図情報として取り入れることにより、種々の要因を総合的に解析することが可能となった。
成果の活用面・留意点 放牧、耕作、樹木伐採等人為作用が植生、土地荒廃に及ぼす影響を解明するための要因解析に活用できる。
放牧地域等地図情報は農家固有のものであり、農家によっては禁牧地域も放牧しているので、データの使用は研究目的にのみ限定する。
図表1 214538-1.gif
カテゴリ 乾燥 データベース リモートセンシング

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