タイトル | シロアリのアリ塚周辺では牧草の生産力と栄養価、及び放牧牛の採食頻度が高まる |
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担当機関 | (独)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2001~2002 |
研究担当者 |
福田栄紀 |
発行年度 | 2003 |
要約 | 草地上の有機物が集積・分解される等の栄養摂取に重要な役割を果たすことを示唆する。 |
背景・ねらい | 熱帯地域の有機物の分解や養分循環にシロアリは中心的役割を果たすことが知られている。しかし、草地においてはシロアリのアリ塚は草地荒廃の指標の一つと考えられてきた。そこで熱帯草地の養分循環システムにおいてシロアリが果たす役割を解明するため、ブラジルEMBRAPA 肉牛研究センターの農牧輪換試験草地に分布するシロアリCormitermes cumulansアリ塚を対象として、その塚隣接地と遠隔地の土壌の肥沃度、優占牧草Brachialia decumbens の乾物生産量と栄養特性、放牧牛の採食訪問頻度を比較調査した。そのことにより熱帯草地の養分循環に関わる生態学的要因を解明し、農牧輪換草地の土壌肥沃度を持続的に維持するための合理的草地管理技術の開発に資する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 管理技術 肉牛 |