タイトル |
トルコギキョウの小輪多花性新品種「長花14号」 |
担当機関 |
長野県野菜花き試験場 |
研究期間 |
1994~1995 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1995 |
要約 |
トルコギキョウ「長花14号」は、花弁先端が大きく波打つ、白の小輪で一重咲き、中生の固定種である。草姿がよく、高温時のロゼットが少ないので切り花用品種として有望である。
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背景・ねらい |
本県のトルコギキョウの生産は全国一で、夏秋期を中心にした生産が行われている。一方、数年前から民間における育種が急速に進展したことにより、他県でも栽培が増加し全国的に著しい伸びをみせ切り花の主要品目として位置付けられている。このため、本県の優位性を維持するには、花色や草姿、生態的特性等に特徴を有した品種の育成が必要となっている。このような背景から、平成元年に極小輪で多花性、青紫色のE. exaltatum(野生種)と当場で保有している紫色の E. grandiflorumとの交雑を行い、新規性の高い品種の育成を目標に育種を行った。
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成果の内容・特徴 |
「長花14号」の主な特性は次のとおりである。
- 草丈は対照品種の「白扇」よりやや低いが、切り花としては十分な長さがある。分枝数は6本程度で上~中位節から分枝しており、花蕾数は「白扇」より5割程度多く、草姿のバランスがよい(表1)。全体的な形質の揃いもよい。
- 葉形は卵円形で、葉の長さや葉幅は「白扇」よりやや小さく、斜上に着生し、緑色で表面にワックスがある(表1)。
- 花は杯形で、花弁先端の波打ちが大きいのが最も特徴的である。花径は「白扇」より小さく小輪に属する(表2)。
- 花色は白(日本園芸植物標準色票における分類では黄白)で、花弁数は5枚の一重咲きである(表2)。
- 開花期、切花期は「白扇」とほぼ同じ中生である(表3)。また、開花の間隔(第1花~第2花~第3花等)の揃いもよい。
- 高温時のロゼットが少なく、生育の揃いがよい(表3)。
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成果の活用面・留意点 |
は種の適期は11~2月(切り花は7月)で、これより遅い作型には適応性が劣る。また窒素施用量が多すぎると、下位節からの分枝が多く発生したり、軟弱徒長しやすい。 その他の栽培基準は普通のトルコギキョウと同様である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
育種
新品種
トルコギキョウ
品種
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